日吉東照宮 | 日吉大社 - 神社ファン

有名度

関脇

日吉大社

ひよしたいしゃ

滋賀県大津市坂本5-1-1

日吉東照宮

更新日:2026年6月22日

権現造の発祥とされる「関西の日光」

日吉大社から南へ歩いて10分ほど、比叡山の東麓に鎮座するのが日吉東照宮です。徳川家康公を東照大権現として祀る神社で、日吉大社の境外末社にあたります。日光東照宮を思わせる豪華な社殿から、「関西の日光」とも呼ばれてきました。
日吉大社 東照宮 拝殿
家康公の没後、その遺徳をしのんだ天台宗の高僧・天海大僧正によって、1623年(元和9年)に創建されました。創建は三代将軍・徳川家光の時代にあたります。もとは比叡山延暦寺の末寺でしたが、明治時代の神仏分離令を経て、1876年(明治9年)から日吉大社の末社となりました。
日吉大社 東照宮 本殿と拝殿663highland (wikipedia CC 表示 2.5)
現在の社殿は、1634年(寛永11年)に再建されたものです。本殿と拝殿を「石の間」でつなぐ権現造と呼ばれる様式で、この造りは、のちに現在の姿へと整えられた日光東照宮にも影響を与えたと伝えられています。
本殿は桁行三間・梁間三間の入母屋造で、屋根は銅板葺です。本殿と拝殿をつなぐ石の間は両下造、拝殿は桁行五間・梁間二間の入母屋造で、正面に千鳥破風、向拝には軒唐破風を備えています。いずれも黒漆で塗り上げ、鮮やかな色彩の彫刻で飾られています。
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日吉大社 東照宮 唐門663highland (wikipedia CC 表示 2.5)
その正面には、檜皮葺の四脚平唐門が建ち、周囲には潜門を設けた透塀がめぐらされています。本殿・石の間・拝殿は1917年(大正6年)に、唐門と透塀は1956年(昭和31年)に、それぞれ国の重要文化財に指定されました。
日吉大社 東照宮からみえる眺望
日吉東照宮は、美しい眺望でも知られています。社殿が東を向くのは、琵琶湖と対岸の三上山(みかみやま)を正面に望むためと伝えられ、境内からは湖と山を一望する眺めが広がります。境内は高台に位置しているため、坂本の町並みや琵琶湖を見渡すことができます。歴代将軍家ゆかりの社殿とともに、近江の景色を楽しめるのも日吉東照宮の魅力です。

内部拝観とアクセスのポイント

社殿の内部は、土・日・祝日の10時から16時まで拝観できます。拝観料は300円です(2026年6月現在)。なお、トイレは内部拝観の時間帯のみ利用できますので、ご注意ください。
アクセスは、日吉大社から南へ徒歩10分ほどです。正面の石段は傾斜が急で段差も高いため、足元に注意してお進みください。坂本ケーブルの乗り場側から向かうと、石段を通らずに参拝できます。

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