有名度
関脇日吉大社
ひよしたいしゃ
滋賀県大津市坂本5-1-1
山王祭
更新日:2026年6月22日
湖国三大祭のひとつ
山王祭は、日吉大社で最も重要な祭礼で、湖国三大祭のひとつに数えられています。791年(延暦10年)、桓武天皇が日吉社に2基の神輿を寄進して以来、1200年以上にわたって受け継がれてきた歴史あるお祭りです。大津市の無形民俗文化財にも指定されています。山王祭は神事が約1か月にわたって続きますが、なかでも4月12日から14日は「山王祭のクライマックス」ともいえる期間です。東本宮の大山咋神(おおやまくいのかみ)と、妃神である鴨玉依姫神(かもたまよりひめのかみ)の二柱の神の結婚から御子神の誕生までを再現していると言われています。
12日の夜に行われるのが「午の神事」です。3月上旬に山上の奥宮へと上げられた神輿に神がうつり、牛尾山の急坂を下って東本宮へと運ばれます。二柱の神の結婚を再現する神事で、暗闇のなか、松明の火だけを頼りに坂を下るさまは勇壮そのものです。駕輿丁(かよちょう)と呼ばれる担ぎ手が、身を賭して神輿をかつぎます。
13日の昼に行われるのは、祭りでもっとも華やかな「花渡り式」です。満開の桜並木のなかを、甲冑をまとった5歳ほどの子どもたちが進み、出産をひかえた神に祝いの花を供えます。
その日の夜には、一転して勇壮な「宵宮落とし」が行われます。

神輿はその後、西本宮へと運ばれ、朝のうちに納められていた3基と合流し、ここで山王神輿7基が勢ぞろいします。
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14日の午前は、西本宮で営まれる例祭で、7基の神輿を前に厳粛な神事が執り行われます。比叡山延暦寺から天台座主が参拝し、御神前に五色の奉幣、般若心経を奉納します。古くから結びつきの深かった日吉大社と延暦寺の関係、つまり神仏習合の名残をいまに伝える貴重な神事です。そして14日の午後、祭りは最大の見せ場である「神輿渡御」をむかえます。西本宮の大己貴神が、大和国の大神神社から琵琶湖を渡って坂本へ来られた――その神話を再現し、7基の神輿が町を巡ったのち、琵琶湖上へと進みます。

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