忌火屋殿 | 伊勢神宮 外宮 - 神社ファン

有名度

横綱

伊勢神宮 外宮

いせじんぐう げくう

三重県伊勢市豊川町279番地

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忌火屋殿

更新日:2026年7月3日

神様へお供えする食事を調える神聖な台所

忌火屋殿(いみびやでん)とは、神様へお供えする食事(神饌)を調理するための神聖な台所です。五丈殿から北御門口へ向かう途中、左手に建てられています。
「忌火(いみび)」とは、神饌を調理するためだけに用いられる清浄な火のことです。現在でも神職が御火鑽具(みひきりぐ)を使い、木と木を擦り合わせる古代からの方法で火を起こしています。神様へお供えする食事は清浄であることが何よりも大切とされ、その火は神事にも用いられています。
外宮では約1500年前から続く日別朝夕大御饌祭が毎日朝夕2回、一日も欠かさず斎行されています。この祭典で神様へお供えする料理は忌火で調理され、御水には神域内の上御井神社から汲まれた清らかな水が使われます。早朝に参拝すると、忌火屋殿の屋根から立ち上る調理の煙を見ることができることもあり、神宮の日々の営みを感じられる貴重な光景です。
忌火屋殿の前庭は祓所となっており、神饌や神職を祓い清める神聖な場所として使用されています。
外宮の忌火屋殿
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お酒の神様をお祀りする御酒殿

忌火屋殿の奥に鎮座するのが御酒殿(みさかどの)です。外宮所管社4社の中で第一位の格式を持ち、ご祭神は神酒を守護する御酒殿神です。
かつては御酒殿で神前へ供える神酒を造っていましたが、現在は製造は行われておらず、6月・10月・12月の三節祭でお供えする神酒は忌火屋殿で醸造されています。御酒殿は、その神酒を守護し、神宮祭祀を支える重要なお社として今日まで受け継がれています。
御酒殿は一般の参拝者が近くまで入ることはできませんが、北御門口側や忌火屋殿の敷地からその姿を拝むことができます。神様へ供える食事と神酒を司る二つの施設は、外宮が「食の神様」をお祀りする神宮であることを象徴する重要な見どころです。
外宮の御酒殿Miyuki Meinaka(Wikipedia CC BY-SA 4.0)

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