有名度
横綱伊勢神宮 外宮
いせじんぐう げくう
三重県伊勢市豊川町279番地
別宮 風宮
更新日:2026年7月3日
蒙古襲来の神風伝説が伝わる風宮
風宮(かぜのみや)は、外宮にある四つの別宮(多賀宮・土宮・月夜見宮・風宮)のうち第四の別宮です。ご祭神は、風雨を司る級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)の二柱です。この神様は内宮の別宮風日祈宮(かざひのみのみや)と同じご祭神で、古くから風雨を鎮め、五穀豊穣をもたらす神様として崇敬されてきました。
風宮は平安時代には風社(かぜのやしろ)と呼ばれ、農作物が風雨の災害を受けることなく実るよう祈願するお社でした。当時は末社でしたが、その後の神威によって現在の別宮へ昇格しています。

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神風伝説によって別宮へ昇格
風社が別宮へ昇格した理由として最も有名なのが、蒙古襲来の際の神風伝説です。『増鏡』によると、文永の役(1274年)と弘安の役(1281年)の蒙古襲来では、ご神威によって激しい風が吹き、元軍は大きな被害を受けたと伝えられています。このご神威に報いるため、正応6年(1293年)に風社は別宮へ昇格し、現在の風宮となりました。
また、昭和34年(1959年)の伊勢湾台風では、風宮の大木が倒れて社殿の屋根が損傷した一方、神宮全体への被害は少なかったことから、「風宮が災いを一身に受け止め、神宮を守った」と語り継がれています。

ご利益
風宮は風雨を司る神様であることから、五穀豊穣や自然災害除けのご神徳で知られています。また、神風伝説にちなみ、困難を乗り越えたい時や人生の転機に新しい風を呼び込みたい時に参拝すると良いとも言われています。伊勢神宮では、外宮の風宮と内宮の風日祈宮を中心に、風雨が穏やかで五穀豊穣となるよう祈る風日祈祭(かぜひのみさい)が毎年5月14日と8月4日に執り行われます。
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