神鶏 | 伊勢神宮 内宮 - 神社ファン

有名度

横綱

伊勢神宮 内宮

いせじんぐう ないくう

三重県伊勢市宇治館町1

神鶏

更新日:2026年7月2日

神鶏

伊勢神宮内宮では、「神鶏(かみどり)」と呼ばれる鶏が境内で自由に暮らしています。御鶏(おにわとり)とも呼ばれ、天照大御神の神使として古くから大切にされてきました。参集殿周辺で姿を見かけることが多く、運が良ければ境内を歩く神鶏や、美しい鳴き声を聞くこともできます。
神鶏が神聖な存在とされる理由は、日本神話の「天岩戸神話」にあります。天照大御神が弟・須佐之男命の乱暴な振る舞いを悲しみ、天岩戸へお隠れになると、世界は闇に包まれてしまいました。そこで八百万の神々は知恵を出し合い、岩戸の前に長鳴鳥を集めて一斉に鳴かせ、さらに天鈿女命が舞を舞い、神々が大いに笑いました。その賑やかな様子を不思議に思った天照大御神が岩戸を少し開いた瞬間、天手力男神が岩戸を開き、再び世界に光が戻ったと伝えられています。
神鶏Miyuki Meinaka(Wikipedia CC 表示-継承 3.0)
この神話に登場する長鳴鳥が現在の鶏の原型と考えられ、伊勢神宮では神様のお使いとして大切に扱われています。神鶏は神職によって大切に飼育され、神域を自由に歩く姿は、神話の世界を現代へ伝える伊勢神宮ならではの光景です。
境内では白い羽を持つ鶏や尾長鶏などを見ることができ、神鶏が羽を休めたり歩いたりする様子を間近で観察できます。神様のお使いとされる神聖な存在であることから、参拝者の間では神鶏に出会えると縁起が良いとも言われています。
参拝中に神鶏と出会えたら、追いかけたり触れたりせず、静かに見守りましょう。神話の舞台につながる神様のお使いとして、その姿を眺めながら参拝できるのも、伊勢神宮ならではの魅力の一つです。
境内の神鶏

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