宇治橋 | 伊勢神宮 内宮 - 神社ファン

有名度

横綱

伊勢神宮 内宮

いせじんぐう ないくう

三重県伊勢市宇治館町1

😞 🙁 😐 🙂 😄

宇治橋

更新日:2026年7月2日

神域への入口となる内宮の象徴

宇治橋は、五十鈴川に架かる全長約101.8メートルの木造橋で、内宮の入口にあたります。橋を渡ることで神域へ入るとされ、古くから俗界と神域を分ける境界の橋として大切にされてきました。参拝の際は鳥居の前で一礼してから橋を渡るのが一般的な作法です。
冬の宇治橋
橋の東側には神路山や島路山に囲まれた神域が広がり、橋の上からは清らかな五十鈴川を眺めることができます。水辺ではサギなどの野鳥が見られることもあり、四季折々の自然も宇治橋の魅力の一つです。
宇治橋と桜N yotarou(Wikipedia CC 表示-継承 4.0)
宇治橋は平安時代にはすでに架けられていたことが記録に見えますが、創建年代は明らかになっていません。現在の橋は第62回式年遷宮に先立ち、2009年に架け替えられました。橋脚には耐久性に優れたケヤキが用いられ、五十鈴川の上流には流木から橋を守るための木除杭(きよけぐい)が8本設置されています。
また、春には橋のたもとで桜が咲き、冬至前後には宇治橋大鳥居と朝日が一直線に重なる風景が見られることでも知られています。
宇治橋を渡る様子
なお、神宮では参道の中央は神様の通り道とされており、参拝者は端を歩くのが作法です。内宮では右側、外宮では左側を歩くのが習わしとされ、これは手水舎の位置などとも関係していると伝えられています。
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1619年の刻印が残る宇治橋唯一の擬宝珠

宇治橋の欄干には16基の擬宝珠(ぎぼし)が取り付けられています。そのうち、内宮参拝を終えて宇治橋を渡る際、西側北詰から2本目にある擬宝珠だけは、1619(元和5)年に徳川秀忠が奉納した当時のものが現在まで受け継がれています。
この擬宝珠には「天照皇太神宮 御裳濯川御橋 元和五己未年三月」の刻銘があり、内部には橋の安全を祈願した饗土橋姫神社の萬度麻(まんどぬさ)が納められています。このことから「御礼擬宝珠」とも呼ばれ、宇治橋の歴史を今に伝える貴重な遺構となっています。
現在では、この擬宝珠に触れると再び伊勢神宮へ参拝できる、あるいは金運に恵まれるなどと言われ、多くの参拝者が足を止めます。長年多くの人が触れてきたため、ほかの擬宝珠に比べて表面が滑らかになっており、目印の一つになっています。
なお、擬宝珠は橋や寺社の欄干に取り付けられる伝統的な装飾金具で、その丸みを帯びた形がネギの花に似ていることから「葱台(ねぎだい)」と呼ばれることもあります。
宇治橋の擬宝珠

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