有名度
横綱伊勢神宮 内宮
いせじんぐう ないくう
三重県伊勢市宇治館町1
別宮 ⾵⽇祈宮
更新日:2026年7月2日
神域の森に架かる風日祈宮橋
風日祈宮橋(かざひのみのみやばし)は、別宮・風日祈宮へ続く美しい木橋です。神楽殿前の参道を南へ進むと現れ、全長約45.6メートル、別名「五十鈴川橋」とも呼ばれています。宇治橋を小さくしたような優美な姿をしており、下には島路川の清流が流れています。橋の周囲は神宮の深い森に囲まれ、新緑の鮮やかな緑や秋の紅葉など四季折々の景色を楽しめることから、内宮屈指のビュースポットとして人気があります。川のせせらぎと森を吹き抜ける風が心地よく、ご正宮周辺とはまた違った静かな雰囲気を味わえる場所です。
また、風日祈宮一帯は内宮でも人気のパワースポットとして知られています。神域の森と清流に囲まれた自然豊かな環境が広がり、橋を渡るだけで空気が変わったように感じるという参拝者も少なくありません。風日祈宮へ向かう道そのものが、心を落ち着かせる参拝の時間となっています。

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神風伝説が伝わる風日祈宮
風日祈宮(かざひのみのみや)は、橋を渡った右手に鎮座する別宮です。内宮に10所ある別宮のうち第9位に位置し、御祭神は級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)の二柱で、外宮の別宮・風宮と同じ風雨を司る神様がお祀りされています。創建年代は明らかではありません。もとは「風神社」と呼ばれ、現在ほど高い社格ではありませんでしたが、鎌倉時代の元寇の際、神風によって国難を免れたことへの感謝から、その御神威が広く信仰されるようになりました。『増鏡』には、この神風伝説を受けて正応6年(1293年)に別宮へ昇格したことが記されています。
「風日祈宮」という名前は、このお宮で行われる「風日祈(かざひのみ)」の祭祀に由来します。古くから風雨の災害が起こらないよう祈願する神事が受け継がれ、現在も内宮・外宮では毎年5月14日と8月4日に風日祈祭が斎行されています。自然の恵みに感謝し、五穀豊穣を祈る伊勢神宮を代表する祭祀の一つです。

ご利益
風日祈宮は、風雨を司る神様として、古くから五穀豊穣や農作物の実り、自然の恵みに感謝するお宮として崇敬されてきました。現在では厄除けや家内安全、商売繁盛などのご利益があると信仰され、多くの参拝者が訪れています。ご正宮を参拝した後に風日祈宮まで足を延ばす人も多く、橋を渡り、静かな森の中でゆっくりと手を合わせる時間は、内宮参拝を締めくくるのにふさわしいひとときです。美しい自然と歴史、神話が調和した、内宮を代表する別宮の一つとなっています。

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