御稲御倉 | 伊勢神宮 内宮 - 神社ファン

有名度

横綱

伊勢神宮 内宮

いせじんぐう ないくう

三重県伊勢市宇治館町1

😞 🙁 😐 🙂 😄

御稲御倉

更新日:2026年7月2日

唯一神明造の美しい神倉

御稲御倉(みしねのみくら)は、ご正宮の北西、荒祭宮へ向かう参道沿いに建つ神倉です。内宮の所管社30社のうち第6位に位置し、御祭神は御稲御倉神(みしねのみくらのかみ)、または倉稲魂命(うかのみたまのみこと)とされています。
御稲御倉 斜め
御稲御倉は、神宮の神田で収穫された御稲を納める重要な施設です。ここに納められた御稲は、10月の神嘗祭や6月・12月の月次祭など三節祭で天照大御神へお供えされます。神宮の祭祀に欠かせない御神饌を支える建物として、古くから五穀豊穣への祈りを受け継いできました。
建物はご正宮と同じ唯一神明造で建てられており、檜の素木を用いた高床式の建築や、茅葺屋根を棟持柱が支える姿は、御正殿を小さくしたような美しい佇まいです。正宮は垣の外からしか拝観できませんが、御稲御倉では唯一神明造の特徴を比較的近くで見ることができ、伊勢神宮の建築美を感じられる見どころの一つとなっています。
御稲御倉
かつて神宮には、公文書や印を納める調御倉、塩を納める塩御倉、祭器具などを納める鋪設御倉がありましたが、現在まで残されているのは御稲御倉だけです。また、20年に一度の式年遷宮では、御正殿の中心に据えられる心御柱を一時的に納める場所としても用いられます。
荒祭宮へ向かう参道沿いにありながら見過ごされがちな建物ですが、神宮の祭祀と建築の両方を知ることができる貴重な見どころです。

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