ご正宮 | 伊勢神宮 内宮 - 神社ファン

有名度

横綱

伊勢神宮 内宮

いせじんぐう ないくう

三重県伊勢市宇治館町1

ご正宮

更新日:2025年5月6日

天照大御神をお祀りするご正宮

皇大神宮のご正宮は、神宮の中心であり、皇室の大御祖神であり日本人の総氏神である天照大神様(あまてらすおおみかみさま)がお祀りされています。全国の神社の総本山であり、日本で一番格式の高い神社です。ここにお参りできることに感謝して、神聖な気持ちでお参りしましょう。
階段から見上げたご正宮
内宮と外宮の建築の違いは、建築様式と配置にあります。内宮のご正殿は「切妻造」と呼ばれる形式で、屋根の視野が考慮した直角の形状です。正殿は「流造」と呼ばれる形で、屋根が少し考えた低いような形状をしています。
ご正殿までは外宮と同じ四重構造になっていて、板垣南御門、外玉垣南御門、内玉垣南御門、瑞垣御門があり、この瑞垣に囲まれた内院の奥に御正殿があります。ご正殿の配置が内宮と外宮では異なり、内宮はご正殿の奥に東宝殿・西宝殿がありますが、外宮ではご正殿の手前に東宝殿・西宝殿が配置されています。もっとも清浄な場所である内院のご正殿に、大御神はご鎮座されています。

御正殿建築様式は「唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)」という日本最古の建築様式が用いられています。唯一神明造は檜の素木を用いた高倉式で、茅葺き屋根を両端の千木が支える構造になっています。直線的なデザインで色を塗らない素朴を使うことで簡素さがより美しさを際立てる構造です。”唯一”と付いているのは、他の神社では同じ造りにできない内宮・外宮の御正殿が格式高いものであるからと言われています。

内宮・外宮の御正殿の社殿の規模・配置・構造はほぼ同じですが、建築様式など少しずつ違いがあります。
内宮外宮
建築様式京呂組折置組
鰹木(かつおぎ)の数10本(偶数)9本(奇数)
千木(ちぎ)の形状内削(うちそぎ)外削(そとそぎ)
宝殿の位置正殿後方の左右正殿前方の左右

御正殿の屋根N yotarou(Wikipedia CC 表示-継承 4.0)
その他、内宮のみに存在しているものが、御贄調舎、御稲御倉、由貴御倉、参集殿が挙げられます。
御贄調舎は外宮の豊受大御神を迎えして調理の神事を行う場所です。御稲御倉は三節祭でお供えされる御稲を奉納する場所です。由貴御倉はお供え物や果物などを納めておく倉です。参集殿は参拝者の休憩所となっています。

ご正宮にある白い布

ご正宮の社殿の前に掛かっている白い布は御幌(みとばり)と言います。御幌はご正殿が外から直接見えないように目隠しとして掛けているものです。その布が風も吹いていないのにたまに舞い上がる時があります。古来よりこの現象を神様からの合図とも言われていて、御幌が舞い上がる時は神様から歓迎されていることを意味すると言われています。
御幌

お賽銭箱がない理由

ご正宮での参拝は個人的なお願い事は禁じられています。神宮はもともと天皇が私幣を奉納して国の平和や国民の健康を祈願する場所です。そのため、一般の個人が私幣を奉納することは禁止となり、お賽銭箱もありません。お賽銭は用意する必要はなく、ご正宮では個人的な願い事はせず、神様に日頃の感謝の気持ちをお伝えしましょう。個人的なお願い事は、後ほど巡る「荒祭宮」で行います。

籾だね石

内宮にある籾だね石はご正宮に上る石段の手前にある石垣にあります。直径約30センチメートルの苔むした岩のような巨大石です。1789年の天明の大飢饉の際に飢饉を乗り越えるために市民が奉納したと言われています。石の中央に小さな穴があります。この石には毎年新しい米の種が奉納されます。10月の神事「新嘗祭」で行われます。
籾だね石の名前の由来は、この石の運搬は大変な作業で、食糧難であることから籾種まで食べたことから籾だね石と呼ばれるようになったと言われています。
籾だね石

この記事を0人の方がいいねといっています



スポンサーリンク

伊勢神宮 内宮の人気記事

  • 伊勢神宮 内宮 瀧祭神社殿
    瀧祭神

    この記事を2人が評価

  • 伊勢神宮 内宮 忌火屋殿
    忌火屋殿・祓所

    この記事を2人が評価

  • 伊勢神宮 内宮 冬の宇治橋
    宇治橋

    この記事を1人が評価