交通安全や方位除けなど「みちひらき」の神 | 猿田彦神社 - 神社ファン

有名度

関脇

猿田彦神社

さるたひこじんじゃ

三重県伊勢市宇治浦田2-1-10

😞 🙁 😐 🙂 😄

交通安全や方位除けなど「みちひらき」の神

更新日:2026年9月5日

天孫降臨で道案内をした猿田彦大神

猿田彦神社の御祭神は、みちひらきの神として信仰される猿田彦大神です。
猿田彦大神は日本神話の天孫降臨に登場する神様です。天照大御神の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が地上へ降臨する際に道案内を務めたことから、猿田彦神社では「国初のみぎり天孫をこの国土に啓行(みちひらき)になられた」と伝えています。
拝殿 正面
この神話から、猿田彦大神はものごとの最初に現れ、万事を最も良い方向へ導く「みちひらきの大神」として信仰されています。新しいことを始めるときや人生の節目をはじめ、交通安全や方位除けなどの祈願でも篤い信仰を集めています。
天孫降臨の道案内を終えた猿田彦大神は、天宇受売命とともに本拠地である「伊勢の狭長田(さながた)五十鈴の川上」へ戻り、この地を中心に開拓を行ったと伝えられています。
拝殿と扁額
また、伊勢の猿田彦神社は、全国の猿田彦神社や白髭神社の総本宮の一つとされています。猿田彦神社の宮司を代々務める宇治土公(うじのつちぎみ)家は、猿田彦大神の子孫と伝えられる家系です。『皇太神宮儀式帳』などには、宇治土公家の祖先である大田命が倭姫命に五十鈴川上の宇治の地を勧め、そこに皇大神宮(伊勢神宮内宮)が造営されたことが記されています。
佐瑠女神社 扁額
境内には、猿田彦大神と深い関わりを持つ天宇受売命を祀る佐瑠女神社も鎮座しています。天宇受売命は俳優(わざおぎ)・神楽・技芸・鎮魂の祖神と仰がれるほか、猿田彦大神と天津神との間を取り持ったことから、良き御縁を結ぶ神としても信仰されています。

境内のあちらこちらに見られる「八角形」

猿田彦神社を参拝するときに注目したいのが、境内のさまざまな場所に取り入れられている八角形です。
八角形は八方位を表し、猿田彦大神のみちひらきや方位除けの御神徳にちなみます。そのため、御本殿の屋根にある鰹木や柱、欄干をはじめ、鳥居や手水舎の柱など、境内のあちらこちらで八角形を見つけることができます。
猿田彦神社の八角形
拝殿正面にある八角形の「方位石」にも注目です。ここは昭和11年(1936)の御造営まで御神座があった古殿地で、石には十干十二支による方位が刻まれています。
御本殿を参拝したあとは、鳥居や手水舎、社殿などを見ながら八角形を探してみると、猿田彦大神を「みちひらきの大神」として祀る猿田彦神社ならではの境内意匠を楽しめます。

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