絵馬殿 | 伊奴神社 - 神社ファン

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伊奴神社

いぬじんじゃ

愛知県名古屋市西区稲生町2丁目12

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絵馬殿

更新日:2026年9月4日

「犬の王」が描かれた大絵馬

拝殿に向かって右手に建つのが絵馬殿です。殿内の正面には「犬の王」が描かれた大きな絵馬が掲げられ、左右の壁には参拝者が奉納した数多くの絵馬が所狭しと並んでいます。
絵馬殿 正面
絵馬の起源は、神様に生きた馬を献上していた古い風習にあります。馬は神様の乗り物として神聖視されていましたが、生きた馬を奉納することは容易ではありません。やがて本物の馬に代わって馬の姿を描いた板などが奉納されるようになり、現在の絵馬へとつながっていきました。
絵馬殿内の大絵馬
伊奴神社では現在も、毎年正月に崇敬者から祈願大絵馬が奉納されています。絵馬殿を訪れたら、まず正面に掲げられた大絵馬に注目してみてください。伊奴神社に伝わる「犬の王」が大きく描かれており、境内の犬石像とともに、伊奴神社と犬との深い縁を感じられる見どころです。
「犬の王」は、伊奴神社に伝わる犬と洪水の伝承にも登場します。かつて洪水に悩まされていた村で山伏が祈祷を行った際、御幣の中に一匹の犬の絵と「犬の王」の文字があったと伝えられています。犬石像だけでなく、絵馬にも「犬の王」が描かれているところに注目すると、境内の見どころ同士のつながりも見えてきます。
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壁を埋め尽くす奉納絵馬

絵馬殿の左右の壁には、願い事が記されたたくさんの絵馬が奉納されています。正面の大絵馬を見るだけの建物ではなく、現在も参拝者が願いを託す場所として使われているのが特徴です。
絵馬殿内のたくさんの絵馬
殿内には絵馬に願い事を書くためのマジックなども用意されているので、その場で願いを書いて奉納することができます。正面に掲げられた大きな絵馬と、左右の壁を埋めるように並んだ小さな絵馬を一緒に見られるのも、絵馬殿ならではの光景です。
安産や子授けで知られる伊奴神社ですが、奉納された絵馬にはさまざまな願いが込められています。参拝の際は拝殿だけで通り過ぎず、右手の絵馬殿にも立ち寄ってみてください

願いが叶ったら「御礼絵馬」を奉納

伊奴神社の絵馬には、願いを託す「祈願絵馬」と、願いが叶ったことへの感謝を伝える「御礼絵馬」があります。
祈願絵馬と御礼絵馬
祈願絵馬は五角形、御礼絵馬は丸形と形が異なりますが、どちらにも紅白の注連縄を巻いた「犬の王」が描かれています。これから叶えたい願いがあるときには祈願絵馬に願い事を書いて奉納し、願いが成就した際には御礼絵馬を奉納します。
2種類の絵馬を見比べてみると、形が違うだけではなく、「願いを託す」と「願いが叶ったことに感謝する」という役割の違いがあることが分かります。願い事を書いて終わりではなく、成就した際には再び伊奴神社を訪れて感謝を伝えるという、祈願から御礼までの流れが絵馬として形になっているのも興味深いところです。

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