有名度
大関熱田神宮
あつたじんぐう
愛知県名古屋市熱田区神宮一丁目1番1号
御田神社・龍神社
更新日:2026年9月1日
五穀豊穣の神・大年神を祀る御田神社
本宮の東側、「こころの小径」の途中に鎮座するのが摂社「御田神社(みたじんじゃ)」です。御祭神は大年神(おおとしのかみ)。「年」という字には穀物、特に穂が稔るという意味があり、五穀豊穣を守護する神として崇敬されています。
御田神社では、春の祈年祭と秋の新嘗祭に「烏喰の儀(おとぐいのぎ)」と「韓神舞(からかみまい)」が奉仕されます。
烏喰の儀では、祭員が「ホーホー」と烏を呼びながら、粢(しとぎ)と呼ばれる供え物を近くにある土用殿の屋根へ投げ上げます。神様への供え物をまず烏に食べさせるという古い信仰を伝える珍しい神事です。
かつては烏が飛んできて供え物を食べなければ祭典を行わなかったとも伝えられています。

6月18日に行われる御田植祭
毎年6月18日には、五穀豊穣を祈る「御田神社御田植祭」が行われます。御神前には斎田に植える玉苗が供えられ、斎主による祝詞奏上の後、4人の早乙女が田歌(たうた)に合わせて「田舞(たまい)」を奉奏します。
早乙女は緋袴に緋襷をまとい、芙蓉の花をかたどった挿頭花(かざし)をつけて舞います。
御田神社に供えられた玉苗は、その後、熱田神宮の摂社・氷上姉子神社にある大高斎田へ運ばれます。6月第4日曜日には大高斎田でも御田植祭が行われ、田舞の後、早乙女によって玉苗が実際に田へ植えられます。
御田神社での祭典と大高斎田での田植えがつながっており、熱田神宮に現在まで伝わる稲作と五穀豊穣の信仰を見ることができます。
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日本武尊の東征に従った二柱を祀る龍神社
御田神社の近く、神楽殿の東側に鎮座するのが摂社「龍神社(りゅうじんじゃ)」です。御祭神は吉備武彦命(きびたけひこのみこと)と大伴武日命(おおともたけひのみこと)の二柱です。『日本書紀』には、景行天皇が日本武尊の東国征討に際して吉備武彦と大伴武日を遣わし、従わせたことが記されています。
吉備武彦命は日本武尊の東征に従った人物として知られ、熱田神宮の相殿に祀られる建稲種命とともに、日本武尊を支えた存在です。
大伴武日命も同じく日本武尊の東征に従った人物で、古代の有力氏族である大伴氏につながる祖先神の一柱とされています。奈良時代の歌人として『万葉集』で知られる大伴旅人も、この大伴氏の人物です。

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