有名度
小結秋葉山本宮秋葉神社
あきはさんほんぐうあきはじんじゃ
静岡県天竜区春野町領家841
表参道
更新日:2025年7月16日
歴史の跡が色濃く残る参道
秋葉山の山麓に鎮座する下社からは、表参道という自然歩道を歩いて山頂の上社まで行くことができます。標高差は約800メートル、約4.3キロの道のりで、所要時間は片道1時間半から2時間ほどかかるそうです。
現在はスーパー林道が建設され自動車で上社に訪れる人が多くなりましたが、それ以前はこの表参道を登って参拝するのが主流でした。
江戸時代後半には、伊勢参りや金比羅参りと並び秋葉詣が流行しました。表参道の起点である坂下は門前町が形成され、茶屋や旅籠が立ち並び多くの旅人を受け入れていたそうです。
JH2KCY (Wikipedia CC 表示-継承 3.0)道の途中には、秋葉詣が流行っていた頃の名残である、数多くの史跡が残されています。
秋葉山の歴史や文化を肌で感じることができるので、ぜひ一度、表参道から上社まで歩いてみることをおすすめします。
茶屋跡
標高530メートル、表参道の起点から約2キロ進んだ場所に、富士見茶屋跡が残されています。以前は、富士山を始め遠州灘や天竜川まで見渡せるほど眺望がよく、多くの参拝者で賑わっていました。
しかし1943年(昭和18年)に起こった山火事により全焼し、茶屋としての歴史に幕を閉じたそうです。
表参道には、この富士見茶屋以外にも「もみじや茶屋」や「十八丁茶屋」など数軒の茶屋が店を構えていました。
当時この表参道がどれだけ賑わっていたのかを伺い知ることができます。

子安地蔵尊
標高580メートル、表参道の起点から約2.4キロ進んだ先には、子安地蔵尊がお祀りされています。安産にご利益があると言われており、安産祈願が成就したら穴の開いた柄杓を奉納するそうです。
子安地蔵尊の周りには穴の開いた柄杓が数多く供えられており、霊験あらたかなお地蔵様として信仰されています。

信玄岩
標高650メートル、表参道の起点から約2.8キロ進んだ先には、武田信玄が足を掛けたとされる信玄岩があります。戦国時代、武田信玄が光明山に陣取る徳川家康に向けて、この岩に足を掛けて弓を放ったことが由来とのことです。
その一方で、この岩には信玄はまったく関係していないという説もあります。もともとは、「修験(しゅげん)岩」という名前でしたが、明治時代に出された修験宗廃止令の影響で「信玄(しんげん)岩」に変更されたのではないかとも言われています。
真相はわかりませんが、信玄岩も秋葉山の歴史を偲ぶことができる貴重な岩に違いありません。

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