神門 | 秋葉山本宮秋葉神社 - 神社ファン

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秋葉山本宮秋葉神社

あきはさんほんぐうあきはじんじゃ

静岡県浜松市天竜区春野町領家841

神門

更新日:2025年7月16日

境内で最も古い建造物

秋葉神社の神門は、上社から少し下った先の表参道に建っています。下社から歩いて上社に向かう方はくぐりますが、上社の駐車場から本殿に行く方は通らない神門になります。
間口10メートル、奥行6メートルの大きさで、1831年に造営されました。
入母屋造りの屋根と伝統的な屋根葺手法であるこけら葺が特徴の、境内最古の建造物です。
1943年(昭和18年)に起こった山火事で、この神門を除いた社殿がすべて焼失したため、昔を偲ぶことができる唯一の建造物となります。
1966年には浜松市の指定有形文化財に指定されました。
神門
この神門は、諏訪の名匠である立川流2代目和四朗富昌、和蔵父子とその弟の次右衛門富保・喜三良父子が手掛けたと言われています。
特に和四朗富昌は、秋葉神社の神門の他にも、諏訪大社上社本宮の幣殿や拝殿、京都御所御門の彫刻などを担当するなど、名だたる建造物に関わってきました。
神門の彫刻
軒下には、想像上の生物である迦陵頻伽(かりょうびんが)の繊細な彫刻が飾られており、こちらも見どころのひとつです。

復元された神門

長年、表参道から訪れる参拝客を出迎えていましたが、建物の経年劣化が進んだため、2020年より保存修理工事が行われました。
「神門自体を一度解体し、使うことのできる古い材はそのまま残しつつ、1831年建設当時の姿に復元する」という方針のもと、当初の構造などの調査を行いながら工事が進められたそうです。
神門を支えてきた12本の柱は、金輪継ぎで新しい木材と元の木材を繋ぎ合わせて修復されました。
軒下に施された彫刻類も、虫食いや欠損箇所が補修され、制作された当時の姿に復元されているそうです。
神門の屋根については、1955年の修繕工事の際に銅板葺きとなっていましたが、調査により1831年の建設当時はこけら葺きだったことが判明しました。それに合わせて今回の保存修理工事では、屋根はこけら葺きに復元されています。
工事は無事に完了し、2023年5月16日には神門の竣工(しゅんこう)祭と、くぐり初め式が行われました。
多くの人の尽力により復元された神門は、当時の姿を偲ぶことができます。
ぜひ一度足を運んでみてください。

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