有名度
小結秋葉山本宮秋葉神社
あきはさんほんぐうあきはじんじゃ
静岡県浜松市天竜区春野町領家841
秋葉山本宮秋葉神社は二社(上社・下社)からなる
更新日:2026年9月20日
山頂の上社と山麓の下社
秋葉山本宮秋葉神社は、標高866メートルの秋葉山の山頂付近に鎮座する上社と、山麓の気田川沿いに鎮座する下社からなります。下社の正式名称は「遥斎殿(ようさいでん)」といい、山上の御本殿を遥拝するための神殿です。もともと秋葉神社の中心は山上にありましたが、昭和18年(1943)に山火事が延焼し、山上の社殿は大きな被害を受けました。当時は戦時中で山上の社殿をすぐに再建することが難しく、山麓に下社が造営され、祭祀が続けられました。
その後、昭和61年(1986)に上社の本殿が再建されました。現在の本殿は総檜造りで、流造りの本殿と入母屋造りの拝殿を幣殿でつなぐ権現造りです。下社もそのまま残され、現在は山頂の上社と山麓の下社の二社が秋葉山本宮秋葉神社を構成しています。

上社と下社、どちらに参拝するべきか?
秋葉山本宮秋葉神社と聞いて、多くの方が思い浮かべるのは山頂の上社ではないでしょうか。標高866メートルから遠州灘方面を望む「幸福の鳥居」をはじめ、見どころの多くが上社に集まっています。一方の下社は、山上の御本殿を遥拝するための遥斎殿です。そのため、必ず上社と下社の両方へ参拝しなければならないというものではありません。時間に余裕があれば、山麓の下社と山頂の上社をあわせて巡るのもおすすめです。

車で両方を参拝する場合は、下社と上社を直接結ぶ道路がないため、大きく迂回する必要があります。移動時間を考慮して参拝計画を立てておきましょう。
また、上社と下社では授与される御朱印の意匠も異なります。御朱印を集めている方は、両社を巡ってみてはいかがでしょうか。
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上社と下社の見どころスポット
上社を代表する見どころのひとつが「幸福の鳥居」です。黄金色の鳥居が山上に建ち、その先には遠州灘方面まで見渡せる眺望が広がります。境内には、地元の天竜杉を用いて造営された「西ノ閽の神門」もあります。四隅には青龍・朱雀・白虎・玄武の四神が施されており、平成17年(2005)に竣工しました。
さらに見逃せないのが、上社から表参道を少し下った場所に建つ神門です。天保2年(1831)に建造された境内最古の建造物で、昭和18年(1943)の山火事による大火を免れました。信州上諏訪の立川流の職人による建築で、浜松市指定有形文化財となっています。現在は保存修理によって、屋根が伝統的なこけら葺に復されています。

華やかな山上の上社とは対照的に、下社は秋葉杉に囲まれた静かな境内が特徴です。公式サイトでも「神さびた雰囲気を慕う参詣者も少なくない」と紹介されており、上社とは異なる趣を味わえます。

上社へのアクセス方法
上社へは、自家用車または表参道を歩いて登る方法があります。車の場合は山上まで道路が通じており、上社には普通車300台以上を収容できる駐車場があります。山間部の道路を通るため、運転には十分注意してください。駐車場から境内へ向かうと、大鳥居を通って上社へと進みます。
公共交通機関については、通常の路線バスが上社まで運行しているわけではありません。例年11月から1月の一部の日には、西鹿島駅から上社まで臨時バスが運行されています。運行日は年によって異なるため、参拝前に秋葉山本宮秋葉神社や遠州鉄道の最新情報を確認してください。
山麓から表参道を歩いて上社へ向かうこともできます。表参道は東海自然歩道として整備されていますが、標高866メートルの山上まで登る本格的な山道です。急な坂道もあるため、歩きやすい靴や飲み物など、登山に適した準備をして向かいましょう。

下社へのアクセス方法
下社へは、自家用車または公共交通機関を利用して参拝できます。車の場合は国道362号から下社方面へ向かいます。下社には駐車場があり、ここを起点に表参道を歩いて上社を目指すこともできます。
公共交通機関では、遠州鉄道の西鹿島駅から遠鉄バス秋葉線を利用し、「秋葉神社」バス停で下車します。バス停は下社の近くにあります。
下社から上社へ続く表参道は、かつて全国から秋葉山を目指した参詣者が歩いた歴史ある道でもあります。車で山頂へ向かうのとはまったく異なる秋葉詣を体験できるため、時間と体力に余裕がある方は、下社への参拝とあわせて表参道を歩いてみるのもおすすめです。

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