有名度
関脇小國神社
おくにじんじゃ
静岡県森町一宮3956-1
事待池
更新日:2025年7月16日
心願成就をことのままに待つ池
一の鳥居を抜け、参道を進んだ先の左手側に事待池(ことまちいけ)が存在します。この池は、小國神社に願掛けをして「ことのままに待ち」、無事に願いが叶った暁には感謝の気持ちとして池に鯉を放す習わしがあるそうです。そのことから事待池という名称で親しまれています。
また、御神水である池の水を汲み「いぼ」につけると「いぼ」がとれるという言い伝えから別名「いぼとり池」ともいわれています。
Saigen Jiro (wikipedia CC0)心願成就した人が放したのでしょうか。池には沢山の鯉が生息しています。
鯉の餌も販売されており、特に小さな家族連れには大変人気のあるスポットです。池の湖畔には休憩できるように東屋が構えられ、人々の憩いの場として賑わっております。
八王子社
事待池にかかる朱色の橋を渡ったところに小國神社の末社である八王子社(はちおうじしゃ)があります。御祭神は国狭槌命(くにさづちのみこと)、五男三女神(ごなんさんにょしん)です。八王子社でよく祀られる神様ですが、それぞれ由縁が異なるので国狭槌命と五男三女神が一緒に祀られているのは珍しいです。1月17日には奉射神事の例祭があります。
宗像社
事待池にかかる朱色の橋の手前に小國神社の末社である宗像社(むなかたしゃ)があります。田心姫命(たごりひめのみこと)、田霧姫命(たぎりひめのみこと)、市杵島姫命(いつきしまひめのみこと)で宗像三女神を祀っています。女性の守護神ともいわれ、市杵島姫命は神仏習合で弁天様と同神とされているので弁天社とも言われます。
カラフルな森山焼の橋
事待池には陶器がちりばめられた「森山焼の橋」が架かっています。小國神社が鎮座する森町で焼かれている森山焼。その窯元である中村陶房、静邨陶房、晴山陶房、田米陶房が、それぞれの陶器片を貝のようにちりばめた特色ある橋です。
1909年(明治42年)に中村秀吉氏が志戸呂の陶工である鈴木静邨氏を招き開窯したことが始まりであり、主に日用食器、茶器、酒器、花器などを焼いていました。1915年(大正4年)の天皇即位の際に、花瓶と置物を献上したところ大変喜ばれ、当時としては破格の感謝状を与えられたそうです。その出来事により知名度が向上しましたが、それに満足することなくさらに研鑽を重ねていき、さらに「森山焼」の存在が世の中に知られるようになっていったそうです。
現在、森山焼には4つの窯元があります。
初代中村秀吉氏の伝統を受け継ぐ「中村陶房」、至難の技といわれる真っ赤な焼き物を得意とする「静邨陶房」、森山焼独特の虎布釉を継承している「晴山陶房」、境内を流れる別所沢のほとりに窯をかまえ、神杉の落ち葉や宮川沿いから産出する鬼板などから釉薬を創り作品を制作する「田米陶房」。それぞれの工房が特色を生かした陶器を制作しています。
「森山焼の橋」は森町に鎮座する小國神社にぴったりの橋ではないでしょうか。
窯元4家が協力し掛けられた橋にぜひ注目してみてください。
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