家康公の立あがり石 | 小國神社 - 神社ファン

有名度

関脇

小國神社

おくにじんじゃ

静岡県周智郡森町一宮3956-1

家康公の立あがり石

更新日:2025年7月16日

徳川家康公ゆかりの石

参道を進んだ先、二の鳥居の左側には、徳川家康公が腰を掛けたとされる「立ち上がり石」が置かれています。
1572年9月22日、三方原の戦いに際し家康公は小國神社に願文と大刀二振を奉納し、戦勝・開運を祈願したという記録が残っています。
当時は戦国時代の真っ只中であり、小國神社の周辺には武田信玄が侵攻しておりました。多勢の武田軍に対し、徳川軍は無勢であり大変厳しい戦局だったそうです。家康公は「小國神社の神力に頼らなければ勝つことができない」という切実な祈りをしたためた願文と、「三条小鍛冶宗近」を銘する大刀二振を奉納したといわれています。
1574年、犬居城攻略の道中に再び小國神社を参拝した家康公は、この石に腰をかけて休んだそうです。
その後、家康公は「長篠の戦い」「関ケ原の戦い」に勝利し、後に江戸幕府を開きました。
三方原の戦いで窮地に陥った状況から一変、天下統一を成し遂げたことからこの石は「立ち上がり石」と呼ばれるようになり、これにあやかりたい人が多く参拝されています。
小國神社に訪れた際は、ぜひこの縁起の良い石に腰かけてみてください。当時の家康公を偲ぶことができる貴重な遺物です。
立ち上がり石

刀工「三条小鍛冶宗近」の打った刀

家康公は、三方原の戦いの際に「三条小鍛冶宗近」を銘する大刀を小國神社に奉納しております。
三条小鍛冶宗近は、平安時代の刀工です。日本刀が直刀から弓なりに反った彎刀に移行した時期の、代表的な名工であると伝えられています。一条天皇の命により、宝刀「小狐丸」(こぎつねまる)を制作したことでも知られており、その逸話が能の演目「小鍛冶」で語り継がれています。現存する刀は極めて少ないですが、天下五剣と言われる名刀の一つである国宝「三日月宗近」や祇園祭の長刀鉾などが有名です。
実は、この三条小鍛冶宗近の直系が創業したお店が室町時代より続いており、現在は包丁などの家庭用刃物を取り扱っているそうです。伝説の刀鍛冶に由来する包丁として根強い人気があります。ご興味のある方は調べてみるのもおすすめです。
三条宗近の浮世絵

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