有名度
前頭上位大井神社
おおいじんじゃ
静岡県島田市大井町2316
島田大祭 帯まつり
更新日:2025年7月14日
3年に1度の大井神社の大祭
境内のほぼ中央、御神池のほとりには2体のブロンズ像が立っています。大奴・鹿島踊りブロンズ像と呼ばれており、島田大祭「帯まつり」の大名行列「大奴」と島田鹿島踊りの「三番叟」がデザインされたものです。

帯まつりの由来
島田大祭がなぜ「帯まつり」と呼ばれるようになったのか諸説ありますが、その中で代表的なものをご紹介します。かつて島田に嫁入りした女性は、晴れ着姿で大井神社に参拝したあと町内にて帯を披露する習慣があったそうです。それがいつしか帯を神社に奉納し、後日、花嫁の代わりに大奴がその帯を太刀に掛けて練り歩くようになりました。それが帯まつりの由来だと言われています。3日間におよぶ大祭
10月中旬の3日間に行われるお祭りの前日には「衣装揃え」が行われます。お祭りを動かす青年たちをお祓いする行事です。早朝、法被を着て正装した全町の青年衆が、大井神社拝殿前に集合します。町によって異なる、色とりどりの法被が一同に介する様子はまさに圧巻の一言です。お祭り初日と2日目では各町内で大名行列や屋台、鹿島踊が披露されます。これらは神様への余興という意味合いがあると言われています。また余興には「一町一余興」の原則が定められており、同時に2つの余興を披露することがないよう綿密なスケジュ-ルが組まれているそうです。
町が大変賑わう中、大井神社では2日目に御本祭、最終日には神様が御神輿に乗って御旅所までお渡りする神輿渡御が行われます。御旅所はかつて大井神社が鎮座していた場所です。重さ約400キロの神輿を16人の担ぎ手で一日かけて運ぶそうです。
大奴、大名行列、御神輿、鹿島踊、屋台の順に行列が続き、約1.7キロの道のりを進みます。道中、大井川で御神体を拾い上げた方の子孫が住まわれている家にて中饌祭を行うそうです。御旅所へ到着後は数時間にわたって神事が執り行われ、その後再び大井神社へ戻ります。また大名行列は再編成され、お殿様が本陣に入る様子を再現した「本陣入り」が行われます。闇の中に浮かび上がる本陣入りは、とても幻想的な雰囲気です。こちらもぜひご覧になってみてください。
大名行列
お祭りの一番のみどころは大名行列と言っていいでしょう。「島田帯祭の大名行列」という名称で1996年に静岡県の無形民俗文化財に指定されています。総勢約250名、列の長さは約500メートルにもおよぶ、10万石の格式を模した大名行列です。御先駆は「島田の帯祭」と書かれたのぼりを立て、その後には大奴25名が続きます。先頭の2人を花奴、最後尾の3人をトンボと言い、一番熟練した者が担う大役なのだそうです。
Halowand (Wikipedia CC 表示-継承 4.0)太刀の先には五穀豊穣を願い、南天や稲穂がつけられます。特に決まった植物はなく、各自で用意するのだそうです。もちろん、神社で祈祷してもらった安産祈願の短冊もかけられます。
大奴の次には挟箱(はさみばこ)が続きます。大名行列の先頭に担がせた金紋先箱(きんもんさきばこ)にあたるもので、金紋とは「金箔で描かれた家紋」、先箱とは「お殿様の先を行く箱」という意味なのだそうです。実は金箔を許されていた大名は一部のみで、多くは黄色だったと言われています。
その後ろは台傘と立傘です。二人一組で受け渡しを行います。立傘は長柄の大きな傘を袋に入れたもの、台傘はかぶり傘に柄をつけて袋に入れたものです。行列を美しく飾るために供の者に持たせたと言われています。
次に続くのは大鳥毛(おおとりげ)です。重さは約35キロ、長さは2メートル60センチにもおよぶ立派な大鳥毛は、全国で開催される大名行列のなかで2番目に重たいものだそうです。掛け声とともに大鳥毛を投げ走る様はみどころのひとつと言えます。
大鳥毛のあとには紅白2本の赫熊(しゃぐま)が続きます。2本で1対の道具であり、重さは約12キロ、長さは2メートル80センチで、大鳥毛より長い槍になります。掛け声とともに赫熊を高く投げて受け渡しを行う様は、大鳥毛と同じくみどころのひとつです。
ここからは殿様付きの行列です。具足、お台弓、弓立て付きの弓、長刀、お鷹
と餌差、オゾウリ、持筒が続きます。その後に槍持ちと大傘、具足を従えた殿様が登場します。殿様役は小学生から3名選出されるそうです。お祭り期間中の3日間、交代で殿様を務めます。
しんがりは葛籠馬(つづらうま)です。葛籠馬とは、つづらを背負いその上に人を乗せた馬のことです。以前落馬があったため、現在はつづらのみ背負っています。
華やかに繰り広げられる大名行列は、まるで江戸時代に戻ったかのようです。ぜひ一度ご覧になってください。
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