有名度
前頭上位大井神社
おおいじんじゃ
静岡県島田市大井町2316
御神池
更新日:2026年9月24日
四季折々の自然を楽しめる御神池
表参道を進んだ先、境内のほぼ中央には御神池があります。境内に湧く清らかな水を汲み上げて造られた池で、豊かな水をたたえた池には朱色の太鼓橋が架けられています。池には色とりどりの鯉が泳ぎ、橋の上からその姿を眺めることができます。周囲には木々が茂り、境内で四季折々の自然を楽しめる場所となっています。
大井神社の境内に初めて神池が造られたのは大正4年(1915年)。大井神社が現在地に遷座してから300年を記念して行われた境内整備の一環で、在郷軍人らの奉仕によって現在の社務所側駐車場付近に造られました。

池には境内に昔からある井戸の清らかな水が流れ込んでおり、水温は一年を通じてほぼ一定です。そのため夏には冷たく、冬には温かく感じられるといいます。
朱色の太鼓橋は景観を楽しむだけのものではありません。3年に1度の島田大祭「帯まつり」で鹿島踊が奉納される際には、この橋も踊りの進路となります。大井川の水神を祀る大井神社らしい、水と祭りの双方に関わる見どころです。
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ふじのくに茶の都ミュージアム
島田市で日本庭園を楽しむなら、大井神社とあわせて「ふじのくに茶の都ミュージアム」に足を延ばすのもおすすめです。ミュージアムには、江戸時代の大名茶人・小堀遠州が寛永11年(1634年)に手掛けた、後水尾院の仙洞御所東庭を復元した日本庭園があります。池を中心に歩いて巡る池泉回遊式・舟遊式の庭園で、自然と人工、直線と曲線を対比させた構成など、小堀遠州の美意識を見ることができます。

江戸時代、大井川の川越しを担っていた川越人足たちは、明治維新によって川越制度が廃止されると職を失いました。一方、明治2年(1869年)には、徳川慶喜に従って静岡へ移住した旧幕臣たちが牧之原台地の開拓を開始します。その後、職を失った川越人足たちも開拓に加わり、茶園づくりに力を尽くしました。
開拓は決して容易ではなく、10年以上の年月をかけて軌道に乗ったとされています。明治6~7年頃には茶の生産が始まり、明治12年(1879年)には「川越人足開拓の茶」が横浜の製茶共進会に出品され、入賞するまでになりました。
大井神社の参道には、川越人足たちが仕事の安全を願って大井川から運んだ石で築いた石垣が残されています。その川越人足たちが、川越制度の終焉後には牧之原の開拓に加わり、現在の大茶園につながる茶づくりにも携わりました。
参道の石垣で川越人足の江戸時代の仕事に触れ、ふじのくに茶の都ミュージアム周辺では明治以降の歩みに触れることができます。大井神社とあわせて巡ることで、島田と大井川をめぐる歴史をより深く知ることができます。
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