有名度
小結久能山東照宮
くのうざんとうしょうぐう
静岡県静岡市駿河区根古屋389
久能山東照宮博物館
更新日:2026年9月26日
久能山東照宮に伝わる宝物類
社務所の付近には、久能山東照宮に伝わる宝物を収蔵・展示する「久能山東照宮博物館」が建っています。徳川家康や徳川歴代将軍ゆかりの品を数多く見ることができ、入館料はかかりますが、久能山東照宮を訪れたならぜひ立ち寄っていただきたいスポットのひとつです。

中でも大きな特徴となっているのが、家康が実際に日常生活で使用していた「手沢品」がまとまって残されていることです。
武具だけでなく、茶道具、香道具、薬道具など種類は多岐にわたり、天下人・徳川家康の日常生活をうかがい知ることができます。
中でも有名なのが、1611年にスペイン国王フェリペ3世から家康へ贈られた洋時計です。
1609年、フィリピン臨時総督ロドリゴ・デ・ビベロが乗った船が上総国で難破した際、家康が帰国を援助し、その返礼として贈られたものです。家康の死後は久能山東照宮に伝えられ、現在は国の重要文化財「徳川家康関係資料」のひとつとなっています。
ほかにも舶来品の鉛筆をはじめ、家康が愛用したさまざまな品が残されており、こうした品々から新しい海外の文物にも関心を寄せた家康の一面を見ることができます。
展示室は1階と2階に分かれています。
1階では家康ゆかりの重要文化財「徳川家康関係資料」や、歴代将軍が久能山東照宮へ奉納した刀剣などを展示。2階では甲冑を中心とした徳川家ゆかりの武具や書画などを見ることができます。
展示品は随時入れ替えられているため、訪れる時期によって見ることのできる宝物が異なります。お目当ての品がある場合は、久能山東照宮博物館の最新の展示情報を確認してから訪れるのがおすすめです。
なお、館内は撮影禁止となっています。
国宝の御社殿を眺めたあとに博物館を訪れると、今度は家康が実際に手にした道具や、歴代将軍から奉納された品々を通して、より身近なところから徳川家の歴史に触れることができます。
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縁結びスポット「幸福の狛犬」
博物館前には、一対の狛犬が鎮座し、訪れる人々を出迎えています。この狛犬は正保4年(1647年)4月17日に林丹波守勝正によって奉納されたもので、もともとは唐門右側に置かれ、家康をお守りしていました。4月17日は徳川家康の命日にあたります。
狛犬には享和3年(1803年)と天保4年(1833年)に再興されたことを示す銘も残されており、江戸時代から長い年月にわたって大切に受け継がれてきたことが分かります。
現在では「幸福の狛犬」と呼ばれ、縁結びのスポットとして親しまれています。

二人でそれぞれ片手を狛犬の口の中に入れて少し待ち、その間に自然としっかり手をつないでいれば、将来も幸せになれるといわれています。
かつて唐門のそばで家康を守っていた狛犬が、現在では博物館前で参拝者の幸せを見守っています。博物館を訪れた際には、ユニークな縁結びの願掛けだけでなく、370年以上にわたって久能山東照宮に伝えられてきた狛犬そのものにも注目してみてください。
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