五重塔跡 | 久能山東照宮 - 神社ファン

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久能山東照宮

くのうざんとうしょうぐう

静岡県静岡市駿河区根古屋389

五重塔跡

更新日:2025年7月15日

神仏習合時代の面影を残す「五重塔跡」

参道を本殿に向かって進み楼門をくぐった先、神厩の隣には五重塔跡が残されています。かつてこの場所には、3代将軍家光の命によって建てられた五重塔が存在しました。高さは約30メートル、1636年に建立されたと伝わります。
五重塔跡おはぐろ蜻蛉(Wikipedia パブリック・ドメイン)
この五重塔に施された彫刻や色彩は、他の寺院にある塔と比べてみても圧倒的に素晴らしかったそうです。残念なことに明治時代の神仏分離によって、1873年(明治6年)に取り払われてしまいました。現在は、五重塔の中央にあった心柱の礎石のみが残されています。またその後ろには駿府城本丸より移植したと言われる蘇鉄が青々と茂っています。

蘇鉄と家康

静岡県の遠州地方に伝わる「遠州七不思議」の中に、蘇鉄と家康に関する逸話が残されています。
静岡県榛原郡吉田町の能満寺には、陰陽師で有名な「安倍晴明」が植えたとされる蘇鉄が存在します。「日本三大ソテツ」のひとつに数えられており、また「能満寺のソテツ」という名称で国の天然記念物に指定されている大変見事な蘇鉄です。
能満寺のソテツSato S(Wikipedia CC 表示-継承 3.0)
家康は能満寺に訪れた際に蘇鉄を大変気に入り、住職に頼み込んで船に乗せて駿府城へと持ち帰りました。しかし夜になると「能満寺へ帰りたい…能満寺へ帰りたい…」と蘇鉄が泣いていたため、哀れに思った家康は能満寺へ帰してあげたという言い伝えが残されています。
かつて蘇鉄は、武士が好んだ植物のひとつだったと言われています。このような伝説が残されており、また駿府城内にも蘇鉄が植えられていることから、家康も好んでいたのかもしれません。
五重塔跡に訪れた際はぜひ後ろに植えられている見事な蘇鉄にも注目してみてはいかがでしょうか。

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