有名度
小結久能山東照宮
くのうざんとうしょうぐう
静岡県静岡市駿河区根古屋389
久能梅林
更新日:2026年9月26日
梅花と駿河湾の眺望が素晴らしい「久能梅林」
表参道入口の石鳥居をくぐり、ゆるやかな石段を50メートルほど登った先には久能梅林が広がります。



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石垣いちご発祥の地
梅林敷地内には「石垣いちご発祥の地」と彫られた石碑が立っています。実は久能山山麓の海岸地区は、いちごの産地として大変有名な場所です。山の斜面を利用した「石垣いちご」の栽培が盛んであり、シーズンになると多くの人がいちご狩りに訪れる観光名所でもあります。久能山と駿河湾の間を走る国道150号沿いには数多くの観光農園が並び、「久能いちご海岸通り」と呼ばれています。
久能でいちご栽培が発達した背景には、この土地ならではの環境があります。久能山南側の斜面は駿河湾に面して日当たりがよく、海沿いのため気候も温暖です。さらに昼間に太陽の熱を蓄えた石が、夜になると保温の役割を果たします。海面から反射する光も加わり、ビニールハウスがなかった時代にも冬場にいちごを実らせることができました。
石垣にはもうひとつ利点があります。斜面から実が垂れ下がるため、いちごが土に直接触れにくく、果実が傷むのを防ぐことができます。現在は人工的に造った石垣をビニールハウスで覆う方法へと発展していますが、石の保温効果を利用するという基本的な仕組みは受け継がれています。全国的にも珍しい、久能の土地の特徴を生かした栽培方法です。
久能周辺では明治時代以降、いちご栽培が急速に広まりました。大正初期には栽培農家が120戸を超え、収穫したいちごを江尻駅まで運び、東京へ出荷していたと伝えられています。その後も栽培方法の改良が続けられ、現在では久能山の麓から海岸にかけて並ぶいちごのビニールハウスが、この地域を象徴する風景となっています。

梅の花や駿河湾の眺望だけでなく、久能の名産である石垣いちごの歴史にも触れられるのが久能梅林です。梅林を訪れた際はぜひ、これらの石碑にも注目してみてください。
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