繊細な彫刻が施されている玉垣 | 久能山東照宮 - 神社ファン

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久能山東照宮

くのうざんとうしょうぐう

静岡県静岡市駿河区根古屋389

繊細な彫刻が施されている玉垣

更新日:2025年7月15日

玉垣

久能山東照宮には、本殿と拝殿を石の間で連結した「御社殿」が建っています。その御社殿の周囲には精巧な彫刻が施された玉垣が設けられており、こちらもぜひ注目していただきたいスポットのひとつです。1912年(明治45年)には国の重要文化財に指定されました。
玉垣おはぐろ蜻蛉(Wikipedia パブリック・ドメイン)
腰長押の下には、1枚の板を透彫で彫り上げた極彩色豊かな装飾彫刻が施されています。1間に1枚ずつ飾られた彫刻が、玉垣腰に92枚、渡廊下腰に14枚、合わせて106枚あります。主な題材は、鳥類が75枚、動物が21枚、鯉が2枚、カマキリが1枚、蝶1枚など。このように鳥に関わったデザインが圧倒的に多く、とくに小鳥を題材にした彫刻は45枚あり、そのほとんどが2羽、もしくは3羽で表現されています。これは平和な世の中を表しているのではないかと言われています。
その他にも鷺(サギ)や鶴、孔雀や鷹などの鳥や、狛犬、唐獅子、木鼠、虎、麒麟、カマキリやアゲハチョウなどの大変素晴らしい彫刻が施されています。
しかし残念なことに、作者などの情報は当時の記録に何も残されておらず、誰が何年かけて製作したのか分からないのだそうです。

家康お手植えのみかん

東門と御社殿の間、玉垣の近くには、駿府城から分木された「家康公御手植のみかん」が植えられており、冬の時期には多くの実を結びます。参拝者の方に配られることもあるそうです。品種改良がされていない、昔ながらのみかんを味わうことができます。
家康お手植えのみかん
駿府城の跡地である駿府城公園には「家康手植の蜜柑」が植えられており、こちらは静岡県の天然記念物に指定されています。かつて家康が大御所として駿府城に隠居した際に、紀州よりみかんが献上され、それを本丸に移植したという逸話のある木です。香りと酸味が強く、種のある小さな実を結ぶのが特徴です。静岡のみかんの歴史を知る上で貴重なものだと言われています。

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