有名度
小結久能山東照宮
くのうざんとうしょうぐう
静岡県静岡市駿河区根古屋389
楼門
更新日:2026年9月26日
平和の象徴である獏が施された楼門
社務所横の受付から参道を進んだ先、最初に目に入るのは朱塗りの大きな楼門ではないでしょうか。入母屋造りの2階建ての門で、屋根は銅瓦で葺かれています。鮮やかな朱色の柱や梁に極彩色の彫刻が施され、ここから先に続く華麗な社殿群への入口にふさわしい姿を見せています。。

楼門を訪れたら、建物全体だけでなく軒下の彫刻にも注目してみてください。中央の蟇股(かえるまた)には獏、その左右には獅子や狛犬などの彫刻が施されています。

戦国の世を終わらせ、長く続く泰平の世の礎を築いた徳川家康を祀る東照宮に、平和の象徴である獏が彫られているところも興味深い点です。久能山東照宮では楼門だけでなく社殿各所にさまざまな動物や植物の彫刻を見ることができ、それぞれに意味が込められています。楼門は、そうした彫刻を間近で観察できる最初の場所でもあります。

正面から眺める朱塗りの楼門、中央に掲げられた後水尾天皇宸筆の勅額、軒下の獏や獅子の彫刻、格子戸の随身、そして門をくぐった裏側の獅子・狛犬と、見る場所によって次々に見どころが現れる建物です。
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家康公御手形
楼門の裏側にある「家康公御手形」も、ぜひ訪れていただきたいスポットのひとつです。徳川家康が38歳の時に押したと伝わる手形で、実際に自分の手を重ねて家康の手の大きさを体感することができます。当時の家康の身長は推定155センチから159センチ、体重は60キロほどだったと言われています。
マスカケ線は手相の世界では強運の相として紹介されることが多く、別名「天下取りの相」と呼ばれることもあります。織田信長や豊臣秀吉にもあったと伝えられています。天下人となった家康の手形にこの線がはっきりと見えることから、手形そのものだけでなく、このマスカケ線にも注目してみてください。
約400年前に生きた家康の手の大きさや形を、自分の手と直接比較できるのもこの場所ならではの楽しみ方です。久能山東照宮には家康ゆかりの武具や品々が数多く伝わっていますが、手形は家康という人物をより身近に感じられるものではないでしょうか。
ぜひ家康の手形にご自身の手を合わせてみてください。天下を取った家康の手の大きさやマスカケ線を、自分の手と見比べて楽しむことができます。また手形を写した色紙を授与所にて授かることもできますので、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
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