厳島神社 | 富士山本宮浅間大社 - 神社ファン

有名度

関脇

富士山本宮浅間大社

ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ

静岡県富士宮市宮町1-1

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厳島神社

更新日:2026年9月17日

池に浮かぶ厳島神社

湧玉池に浮かぶ小さな島には、浅間大社の末社である厳島神社が鎮座しています。
富士山から湧き出した清らかな水に囲まれ、朱塗りのお社が佇む姿は、湧玉池を代表する美しい景観のひとつです。浅間大社の境内に古くから祀られている神社で、毎年6月17日には厳島神社例祭が執り行われています。
御祭神は市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)です。
市杵島姫神は、天照大御神と素盞鳴尊が行った誓約によって生まれた宗像三女神の一柱です。宗像三女神は古くから海上交通や航海を守護する神として篤く信仰され、市杵島姫神も水に深く関わる神様として全国各地に祀られてきました。
富士山から湧き出す水をたたえる湧玉池の島に、水の神として信仰されてきた市杵島姫神が祀られているのも興味深いところです。
富士山本宮浅間大社 池の上の厳島神社
市杵島姫神は、神仏習合によって弁財天と同一視されるようになりました。弁財天はもともとインドで水に関わる女神とされ、日本では音楽や芸能、財宝を司る神としても信仰を集めました。この信仰が市杵島姫神と結びつき、商売繁盛、芸能上達、金運、勝負運、豊漁、航海安全、五穀豊穣など、さまざまな御神徳を願う人々から崇敬されています。
また市杵島姫神には、子供を守る神としての信仰もあります。
『日本書紀』の一書では、天照大御神が市杵島姫神を含む宗像三女神に対し、筑紫へ降って道中に鎮まり、天孫を助けるよう命じたことが記されています。こうした神話を背景として、瓊々杵尊が天孫降臨した際に市杵島姫神が養育・教育に関わったとする伝承もあり、子守の神、子供の守護神として信仰されるようになったといわれています。
厳島神社 鳥居と社殿
浅間大社の主祭神・木花之佐久夜毘売命にとって瓊々杵尊は夫神です。湧玉池の厳島神社に祀られる市杵島姫神と、浅間大社の祭神との間にも、こうした神話を通じたつながりを見ることができます。
お社のそばには白と紫の藤が植えられており、例年4月から5月にかけて美しい花を咲かせます。実際に春には、水辺に建つ厳島神社を藤の花が彩る姿を見ることができます。

富士山の伏流水をたたえる透明な湧玉池、朱塗りの厳島神社、そして白や紫の藤が重なる光景は、この季節ならではの見どころです。湧玉池を巡る際には池の美しさだけでなく、水と深い関わりを持つ市杵島姫神にも注目して参拝してみてください。

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