有名度
関脇三嶋大社
みしまたいしゃ
静岡県三島市大宮町2-1-5
神鹿園
更新日:2026年9月20日
春日大社から譲り受けた神の遣い
三嶋大社の境内で鹿が飼われていることをご存知でしょうか。境内東側にある「神鹿園(しんろくえん)」では、春日大社から譲り受けた鹿の子孫たちが大切に飼育されています。

そこで三島呉服木綿商組合が中心となり、「町の発展に一役買いたい」「さらなる発展を祈願したい」との思いを込めて、奈良の春日大社から神の遣いとされる鹿を譲り受れることになりました。
大正8年3月22日、春日大社から雌雄8頭の神鹿が三島へ到着し、三嶋大社の神園に放たれました。
現在も毎年3月22日には、この出来事を記念する「神鹿記念祭」が行われています。

境内のお土産処では鹿せんべいも販売されており、フェンス越しに鹿へ直接餌をあげることができます。春日大社の鹿のように、餌をもらう際にはお辞儀をしてくれる鹿もいるそうです。
三嶋大社を訪れた際には、本殿や境内の見どころだけでなく、100年以上にわたって受け継がれてきた神鹿にも会いに行ってみてください。
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三嶋大社の神の遣いはうなぎ
春日大社から神鹿を迎えた三嶋大社ですが、三島では古くから「うなぎ」も三嶋大明神の神の使いとして大切にされてきました。かつて三嶋大社の神池や三島を流れる川には多くのうなぎが生息していました。神池のうなぎは三嶋大明神の使いとして崇められ、捕まえて食べれば神罰が下ると恐れられていたため、三島の人々はうなぎを食べなかったと伝えられています。
ところが幕末から明治維新の頃、この風習を大きく変える出来事が起こります。
三島に宿泊した薩摩・長州の兵士たちが、こうした言い伝えを知らずにうなぎを捕まえて食べてしまったという伝承が残されています。
三島の人々は神罰が下るのではないかと考えましたが、兵士たちには何事も起こりませんでした。それを見た人々も次第にうなぎを食べるようになったといわれています。

さらに、三島のうなぎのおいしさを支えているのが富士山の伏流水です。三島では調理前のうなぎを伏流水にさらすことで、生臭さや泥臭さを取り、余分な脂を落としています。神鹿園で春日大社からやってきた鹿の子孫を見たあとに、三嶋大明神の使いとして大切にされたうなぎの歴史まで知ると、三嶋大社と三島の町との意外なつながりが見えてきます。
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