末社 若御子社・荒玉社 | 諏訪大社 上社前宮 - 神社ファン

有名度

大関

諏訪大社 上社前宮

すわたいしゃ かみしゃまえみや

長野県茅野市宮川2030

末社 若御子社・荒玉社

更新日:2025年7月7日

御子神をお祀りする「若御子社」

前宮社務所のほど近くには、諏訪大社上社前宮の末社である若御子社(わかみこしゃ)が鎮座しています。諏訪大社のご祭神である建御名方神の御子神を合祀しているお社です。御子神は大抵13柱でお祀りされていることが多いですが、この若御子社では22柱の御子神がお祀りされています。御祭神は、建御名方彦神別命(たけみなかたひこかみわけのみこと),妻科比賣命(つましなひめのみこと),守達神(もりたのかみ),池生神(いけのうのかみ),須波若彦神(すわわかひこのみこと),片倉邊命(かたくらべのみこと),蓼科神(たてしなのかみ),八杵命(やきねのみこと、やぎのみこと),内縣神(うちあがたのかみ),外縣神(そとがたのかみ),大縣神(おおあがたのかみ),惠奈武耳命(えなたけみみのみこと),高杜神(たかもりのかみ),意岐萩命(おぎはぎのみこと),妻岐萩命(つまぎはぎのみこと),都麻耶美豆比賣命(つまやみづひめのみこと ),奧津石建神(おきついわたてのかみ),多都若比賣神(たつわかひめのかみ),垂比賣神(たるひめのかみ),竟富角神(おほつののかみ),大橡神(おおとちのかみ)です。
かつて正月元日には、大祝をふくめた神官や氏人達は衣服をただして、最初に若御子社と荒玉社を参詣したそうです。
現在は上社の例大祭である御頭祭と同日の4月15日に、若御子社祭が執り行われます。
若御子社 社殿
実はこの若御子社には興味深い説があります。諏訪地方では「ミシャグジ」という古くから信仰されてきた神がいるのですが、その「ミシャグジ」を建御名方神の御子神として位置付ける考え方があるそうです。
明治時代の神社明細帳によると、諏訪には約40のミシャグジ社が存在していましたが、そのほとんどが建御名方神の御子神を祀る神社として記録されていました。また前宮には20のミシャグジがお祀りされていたと言われており、それが御子神22柱をお祀りする若御子社のことを指すそうです。
ミシャグジは諏訪信仰の中でも重要な神様です。元旦という特別な日に、大祝や神官たちが最初に若御子社に参詣するのも関係があるのかもしれません。

稲の神様をお祀りする「荒玉社」

前宮の参拝者用駐車場の敷地内に末社である荒玉社(あらたましゃ)がお祀りされています。「新御魂社」とも書き、稲の神様をお祀りし、原始農耕の神事として田の神様を降ろすお社で、上社の重要な摂社でもあります。御祭神は諏訪大神荒御魂とされています。
荒玉社 社殿
正月元日には、大祝をふくめた神官や氏人達は衣服をただして、最初に若御子社と荒玉社を参詣したそうです。また旧暦2月晦日には神使が出仕して「野出神事」が行われたと伝わります。現在も2月28日に神事が執り行われますが、内容は簡素的なものになっているそうです。

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