十間廊 | 諏訪大社 上社前宮 - 神社ファン

有名度

大関

諏訪大社 上社前宮

すわたいしゃ かみしゃまえみや

長野県茅野市宮川2030

十間廊

更新日:2025年7月7日

かつて諏訪の祭事、政治を取り扱った場所

鳥居をくぐり参道の石階段を上った左側に、大きな平屋の建物が建っています。十間廊(じゅっけんろう)間口三間、奥行が十間あるところからその名称がついたと言われています。昔は神原廊(ごうばらろう)とも呼ばれ、諏訪の祭事、政治が取り扱われた政庁の場でした。すべての貢物はこの廊上で大祝が実際に見てから捧げられたそうです。上社で最大の神事である御頭祭も、この十間廊で執り行われます。
十間廊
以前の十間廊は1843年に改築し、更に1939年(昭和14年)に内務省の直営工事をもって修築した歴史ある建物だったそうです。間口三間、奥行十間の入母屋流造りで、こけら葺の屋根が特徴でした。
残念ながら1958年(昭和33年)3月に、焚火の飛火によって類焼したそうです。現在の建物は1959年(昭和34年)4月に再建されたものになります。
十間廊 裏側

御頭郷の神事「野出神事」

4月15日に執り行われる御頭祭が十間廊を祭場として開催されるのはよく知られていますが、その約1か月半前の2月28日に野出神事(のいでしんじ)と呼ばれる特殊神事もこの十間廊にて行われているのをご存じでしょうか。
毎年1月1日の御頭御占神にて選出される地区のことを御頭郷と言い、その地区は今年一年間の諏訪大社の神事に奉仕する役目を担います。その御頭郷にとって初めての屋外神事が野出神事なのだそうです。御頭郷はこの神事を終えた後は翌月の1か月間を精進期間とし、4月15日に行われる御頭祭に挑みます。
また野出神事や御頭祭の他にも、8月のお舟祭りなどにも奉仕するそうです。

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