東神門 | 尾山神社 - 神社ファン

有名度

関脇

尾山神社

おやまじんじゃ

石川県金沢市尾山町11-1

😞 🙁 😐 🙂 😄

東神門

更新日:2026年8月29日

金沢城二ノ丸御殿から移された東神門

本殿に向かって右手方向にあり、現在は裏門として使われているのが東神門です。もとは金沢城二ノ丸御殿にあった唐門と伝えられる門で、現在は国の登録有形文化財となっています。
江戸時代後期の建築で、1間1戸の向唐門です。総欅造りの重厚な門で、円柱の主柱と角柱の控柱を組み合わせ、両開きの桟唐戸を設けています。門には前田家の家紋である剣梅鉢紋をはじめ、蟇股や波、雲龍など細かな彫刻が施されています。釘を1本も使わず、木材を組み上げて造られているのも特徴です。
東神門
東神門は江戸時代後期の様式を残していることから、1809年(文化6年)頃の建立とも考えられています。金沢城では1759年(宝暦9年)の宝暦の大火をはじめ、たびたび大規模な火災が発生しました。1881年(明治14年)の火災では二ノ丸御殿をはじめとする主要な建物の多くが焼失しており、江戸時代の金沢城にあった建築物で現在まで残るものは限られています。
東神門は明治維新後も取り壊されることなく、1870年(明治3年)に卯辰山招魂社の神門として移築されました。その後、1963年(昭和38年)に尾山神社へ再び移され、現在の東神門となりました。金沢城から卯辰山、そして尾山神社へと場所を移しながら、江戸時代の姿を現在まで伝えてきた門です。
2003年(平成15年)7月1日には、「尾山神社東神門」の名称で国の登録有形文化財に登録されました。和・漢・洋の意匠を取り入れた神門とは大きく雰囲気が異なり、東神門では江戸時代の金沢城に由来する純和風の門を見ることができます。
スポンサーリンク

火災から門を守った2頭の龍

東神門を見るときに注目したいのが、門に施された2頭の龍の彫刻です。
この龍には、金沢城二ノ丸御殿で火災が発生した際、口から水を吐いて門を火災から守ったという伝説が残されています。そのため、周囲の建物が焼けるなかでも東神門だけは焼失を免れたと伝えられています。
東神門 彫刻
金沢城二ノ丸御殿に由来する歴史だけでなく、火災から門を守ったという龍の伝説まで残されているのが東神門の面白いところです。門を通るだけでなく、欅材に施された彫刻や剣梅鉢紋にも目を向けてみてください。

この記事を0人の方がいいねといっています



スポンサーリンク

尾山神社の人気記事