神門 | 尾山神社 - 神社ファン

有名度

関脇

尾山神社

おやまじんじゃ

石川県金沢市尾山町11-1

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神門

更新日:2026年8月29日

尾山神社のシンボル

尾山神社の入口には明神鳥居型の鳥居があり、その先に尾山神社のシンボルである神門がそびえています。
神門は、尾山神社が創建された1873年(明治6年)から2年後の1875年(明治8年)に完成しました。設計と造営工長を務めたのは、尾山神社の造営にも携わった津田吉之助です。
鳥居と神門
高さ約25mの3層建てで、和・漢・洋の意匠を取り入れた独特の姿をしています。石と木を組み合わせた構造で、1層目には3つのアーチが並びます。アーチの外側には、金沢市郊外の戸室山で採れる戸室石が使われています。一見すると石造りですが、内部は日本建築の技法による木造の骨組みになっています。
神門 正面
2層目と3層目には銅板が張られ、最上層の四方にはギヤマンと呼ばれる色ガラスがはめ込まれています。神社の門に色ガラスを用いた姿は非常に特徴的で、文明開化を迎えた明治初期の雰囲気を今に伝えています。
神門 上部
かつては最上層に御神灯がともされ、その光は金石近海を航行する船からも見え、目印になったと伝えられています。さらに屋根の頂部には避雷針が立ち、現存するものとしては日本最古とされています。
内部には、前田家の家紋である剣梅鉢紋をはじめ、さまざまな彫刻が施されています。前田家は菅原道真の後裔を称したことから梅鉢紋を家紋としましたが、実際の系譜については諸説があります。
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神門の足元にある巨大な「鏡石」

神門をくぐるときは、建物だけでなく足元にも注目です。中央には直径約3mもの大きな丸い石が埋め込まれています。「鏡石」と呼ばれる石で、金沢市郊外の戸室山から切り出され、神門が建てられた際に兼六園から移されたといわれています。
神門 内部の彫刻
鏡石には興味深い伝説も残されています。一説では、もとは兼六園に置かれていた大きな燈籠の笠でしたが、燈籠が倒れた際に人を死なせてしまったため、罰として人々に踏まれる神門の下へ置かれたと伝えられています。
一方で、鏡石の上に立つと力をもらえるという話もあります。人を死なせた罰として踏まれているという伝説がありながら、その石から力をもらえるという、なんとも不思議な話です。
神門の鏡石
また、直径約3mという大きさから、本当に燈籠の笠として使われていたのかという疑問も残ります。史実として確認されている話ではありませんが、神門の足元に残る巨大な鏡石とともに伝えられてきた、尾山神社ならではの伝説です。

国の重要文化財に指定された神門

神門は1935年(昭和10年)5月13日、当時の国宝保存法による国宝、いわゆる旧国宝に指定されました。1950年(昭和25年)の文化財保護法施行後は、国の重要文化財となっています。
伝統的な木造建築に戸室石の三連アーチや銅板、色ガラスといった異なる素材や意匠を組み合わせた、明治初期を代表する個性的な建築です。
夜にはライトアップも行われ、昼間とは異なる姿を見ることができます。暗闇の中に神門が浮かび上がり、最上層の色ガラスが輝く光景は、尾山神社を代表する夜の見どころです。
ライトアップされた神門

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