有名度
大関寒川神社
さむかわじんじゃ
神奈川県高座郡寒川町宮山3916
母乳に恵まれる宮山神社
更新日:2026年8月26日
御神徳の厚い末社・宮山神社
寒川神社の末社である宮山神社は、寒川神社の境内から道路を隔てた向かい側に鎮座しています。大きな神社ではありませんが、境内には緑が多く、落ち着いた雰囲気があります。宮山神社は、古くから宮山地区に鎮座していた神社を合祀して成立しました。明治41年(1908)には琴平社、八剣社、雷社、若宮八幡社の4社が合祀されています。
大正12年(1923)の関東大震災では社殿が半倒壊する被害を受けましたが、昭和5年(1930)に修復されました。その後、昭和44年(1969)には三峰社が合祀され、現在は7社8柱の神様がお祀りされています。

7社8柱の神様を祀る
宮山神社には、琴平社の大物主神(おおものぬしのかみ)、八剣社の須佐之男神(すさのおのかみ)、雷社の健御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)、若宮八幡社の大雀命(おおささぎのみこと)、祢岐志社の聖神(ひじりのかみ)、稲荷社の宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)、三峰社の伊邪那岐命(いざなぎのみこと)・伊邪那美命(いざなみのみこと)の8柱がお祀りされています。もともと別々に祀られていた神様が一社に集められているため、御神徳も多岐にわたります。安産や子どもの健やかな成長、母子の健康をはじめ、家内安全、家運隆昌、無病息災、商売繁盛、五穀豊穣などの御神徳があるとされています。

白豆腐を供えて祈ると母乳に恵まれる
宮山神社で特に知られているのが、子育てにまつわる信仰です。古くから子育てに霊験あらたかな神社とされ、白豆腐をお供えして祈願すると母乳に恵まれ、その母乳で育てられた子どもは病気をしないと伝えられています。
数多くの御神徳を持つ宮山神社ですが、白豆腐を供えて母乳を願うという具体的な信仰は、この神社を紹介するうえで特に興味深いところです。現在のように医療や育児環境が整っていなかった時代、母乳が十分に出ることや子どもが丈夫に育つことは、母親や家族にとって切実な願いでした。
そのため宮山神社では、母乳だけでなく、安産、子どもの生育、母子の健康を願う信仰へとつながり、子育てを見守る神社として崇敬されてきました。
現在も毎月1日には月次祭が行われ、9月29日には例祭が斎行されています。

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平和塔「和光」
宮山神社の境内には、もう一つ注目したいものがあります。白御影石で造られた平和塔「和光」です。
もともとは寒川神社の神鹿苑内にありましたが、平成21年(2009)に宮山神社の境内へ移設されました。
塔の形にも意味が込められています。台座は寒川神社の八方除にちなんだ八角形です。そこから延びる3本の柱は「戦没者・遺族・国民」の三者を表し、上部に置かれた玉は「平和」を表しています。
終戦から20年という節目に建立された塔は、戦没者を慰霊するだけでなく、二度と戦争を繰り返さず、永遠の平和を願う祈りを形にしたものです。

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