有名度
関脇大山阿夫利神社
おおやまあふりじんじゃ
神奈川県伊勢原市大山355
社務局 下社へ登拝できない方
更新日:2026年8月25日
社務局
大山の麓には、大山阿夫利神社の社務局があります。下社は標高約700mの大山中腹にあり、ケーブルカーを利用しても駅から階段を歩く必要があります。一方、山麓の社務局では、下社まで登拝することが難しい方でも御祈祷を受けることができます。車のお祓いにも対応しており、お守りなどの授与品や御朱印も頒布されています。
社務局があるのは、神仏習合の時代に大山寺の別当を務めた八大坊の屋敷があった場所です。現在も広い境内には、祖霊社(祈祷殿)、能楽殿、翠浪閣、勝海舟神社などがあり、大山阿夫利神社の山麓における重要な拠点となっています。
下社や山頂本社だけでなく、この社務局にも大山の歴史や文化を伝える見どころが集まっています。

祖霊社(祈祷殿)
社務局境内にある祖霊社は、御祈祷などが行われる拝礼施設です。毎年8月27日から29日に行われる秋季例大祭では、下社から男坂を下った阿夫利大神の神輿が社務局へ渡御し、この山麓を舞台に祭典が行われます。
また、祖霊を祀る「祖霊社大祭」や、大山近代の祖とされる権田直助をはじめ歴代の社司を偲ぶ慰霊祭「権田祭」なども毎年執り行われています。

能楽殿
社務局境内には、大山に約300年以上伝わる「大山能」を継承するための能楽殿があります。大山火祭薪能20周年を機に、大山能の保護を目的として建てられました。8月の秋季大祭では神事能、10月には大山火祭薪能が行われ、現在も大山の伝統芸能を伝える舞台となっています。
能楽殿は池に面して建ち、舞台の背後には実際の松や木々が広がります。屋外ならではの自然を背景として能や狂言を楽しめるのも、この能楽殿の魅力です。
能楽殿に続いて建つのが「翠浪閣」です。平成24年(2012)、当時皇太子であった今上天皇が大山へ登山された際、休憩に利用されました。

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勝海舟神社
能楽殿の近くには、勝海舟を御祭神として祀る「勝海舟神社」が鎮座しています。「勝神社」の通称でも親しまれています。もともとは東京・洗足池にあった勝海舟の別邸内に祀られていた祠です。道路拡張工事によって取り壊されることになった際、勝海舟と大山阿夫利神社の社司・権田直助に親交があった縁から、大山へ移されました。
幕末から明治時代に活躍した勝海舟を神様として祀る、大山阿夫利神社のなかでも珍しいお社です。社務局では勝海舟神社の御朱印のほか、江戸城無血開城へ導いた勝海舟の徳にちなみ、さまざまな問題が穏便に解決するよう祈願した「解決守」も頒布されています。

大山阿夫利神社のカシワ
社務局境内には、「かながわの名木100選」に選ばれたカシワの古木があります。社務局の池を見下ろす崖の上に立ち、樹高約14m、幹周り約2.4m、推定樹齢約400年とされています。カシワとしては珍しい古木で、大山阿夫利神社の山麓に長い年月にわたって根を張ってきました。
カシワは新しい葉が育つまで古い葉が枝から落ちにくいことから、「代が途切れない」縁起のよい木として知られています。春から初夏には大きな若葉を広げ、社務局境内の歴史を感じさせる巨木として見応えがあります。

大山桜
社務局の裏山、通称「桜山」には、樹齢400年以上とされる4本のヤマザクラが点在しています。
4本すべてを巡る場合は、社務局裏手から山道を歩きます。全体で1時間ほどのハイキングコースとなっており、桜だけでなく途中の眺望も楽しめます。
大山桜は伊勢原市の地域景観資源にも登録されており、下社の桜とは別に楽しめる、大山山麓を代表する春の見どころです。

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