辺津宮 | 江島神社 - 神社ファン

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江島神社

えのしまじんじゃ

神奈川県藤沢市江の島2ー3ー8

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辺津宮

更新日:2026年8月24日

江島神社三宮の最初に参拝する「辺津宮」

瑞心門をくぐり、石段を右へ左へと3~5分ほど上っていくと、江島神社三宮の一つ「辺津宮(へつみや)」が鎮座しています。
御祭神は宗像三女神の一柱、田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)です。辺津宮・中津宮・奥津宮のうち最も低い場所に鎮座することから、古くは「下之宮(しものみや)」とも呼ばれていました。
江の島の玄関口に最も近い宮でもあり、現在は江島神社で行われる御祈祷の中心となっています。
辺津宮は建永元年(1206)、鎌倉幕府3代将軍・源実朝によって創建されました。その後、延宝3年(1675)に再建され、昭和51年(1976)には大改修が行われました。以前は拝殿のみが神明造でしたが、この改修によって社殿全体が権現造となりました。
辺津宮 社殿正面

天女の彫刻にも注目したい拝殿

辺津宮では参拝するだけでなく、社殿の細かな装飾にも注目してみてください。
拝殿正面に掲げられた扁額は鮮やかな青色で縁取られ、文字は金色。青色の縁には金色の龍も施され、朱色を基調とした社殿の中でも目を引きます。
辺津宮 扁額
拝殿の欄間には、笛を奏でる天女の彫刻も見られます。江島神社は神仏習合の時代から弁財天信仰と深く結びつき、弁財天は音楽や芸能の神としても信仰されてきました。辺津宮を訪れたら、扁額や欄間など社殿上部までじっくり眺めてみてください。
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見えにくい辺津宮の本殿

通常の参拝では正面の拝殿が目に入るため、その奥にある本殿はほとんど見えません。
本殿を確認したい場合は、拝殿に向かって右後方のベンチ付近へ回ると、建物の一部を見ることができます。また、隣接する奉安殿付近からも本殿を少し確認できます。
正面から参拝するだけでは気づきにくい場所なので、社殿そのものを見たい方は少し位置を変えて探してみてください。
辺津宮 本殿

辺津宮の御祭神・ご利益

辺津宮の御祭神・田寸津比賣命は、宗像三女神の一柱です。宗像三女神は古くから海上交通や航海の安全を守護する神として信仰されてきました。
そのため辺津宮では、江島神社の弁財天信仰に由来する金運向上や芸能上達などのご利益とともに、特に海上安全のご利益があるとされています。
海に囲まれた江の島に鎮座し、海の守護神である宗像三女神をお祀りする江島神社らしいご利益の一つです。

江島神社の社紋「向い波の中の三つの鱗」

辺津宮の屋根や提灯、灯籠など、境内の随所で目にするのが江島神社の社紋「向い波の中の三つの鱗」です。
中央にある三つの鱗は、鎌倉北条氏の家紋「三つ鱗」にちなみます。伝承では、北条時政が江の島の岩屋に籠もって子孫繁栄を祈願したところ、弁財天が現れました。弁財天は願いをかなえることを告げた後、龍の姿となって海中へ消え、その際に3枚の鱗を残したと伝えられています。
北条氏はこの3枚の鱗を家紋とし、江島神社では三つ鱗を波で囲んだ意匠を社紋としています。屋根や提灯などさまざまな場所にあるので、境内を巡りながら探してみるのもおすすめです。
社紋
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音が鳴る「巾着型賽銭箱」

以前、辺津宮の拝殿前には全国的にも珍しい巾着型の賽銭箱が置かれていました。
昭和34年(1959)に地元商店から奉納されたもので、相模彫の創始者・鏡碩吉(かがみけんきち)が制作しました。お賽銭を入れると音が鳴る仕掛けになっているのも特徴です。
巾着型賽銭箱
現在は拝殿前から奉安殿内へ移され、通常はこちらで見ることができますが、例祭などの祭事の際には現在も使用されています。巾着は財宝を入れる袋でもあり、金運・財運の神として信仰される弁財天とのつながりを感じさせる意匠です。

茅の輪

辺津宮では時期によって「茅の輪」が設けられます。
茅の輪は、茅(ちがや)で編んだ大きな輪を八の字を描くようにくぐり、心身を清めて災厄を祓い、無病息災を願うものです。一般には6月30日の「夏越の大祓」や12月31日の「年越の大祓」に行われます。
辺津宮ではこれらの時期以外にも茅の輪が設けられることがあります。参拝時に見かけたら、無病息災を願ってくぐってみてください。
茅の輪

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