洗心亭・靖泉亭・行雲亭 | 靖国神社 - 神社ファン

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東京都千代田区九段北3丁目1-1

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洗心亭・靖泉亭・行雲亭

更新日:2026年7月1日

神池庭園を彩る三つの茶室

神池庭園の周囲には、「洗心亭」「靖泉亭」「行雲亭」の三つの茶室があります。それぞれ異なる時代に建てられた茶室ですが、いずれも神池庭園の景観を生かすよう配置されており、庭園と一体となった美しい空間をつくり出しています。四季折々の景色を楽しめることから、靖国神社の中でも落ち着いた雰囲気を味わえる見どころの一つです。

洗心亭

洗心亭(せんしんてい)は1961年(昭和36年)に建てられた茶室で、通常は非公開です。初釜や各流派による茶会など、特別な催しが行われる際のみ利用されています。
神池庭園の最も奥に位置し、入口は庭園の外側に設けられています。門には禅語の「喫茶去(きっさこ)」が掲げられ、茶の湯の世界へと誘う落ち着いた雰囲気が漂います。
設計を手掛けたのは、数寄屋建築の名匠として知られる木村清兵衛です。京都・光悦寺庭園や高山寺石水院、東京国立博物館庭園などにも携わった名匠で、洗心亭にもその技術が生かされています。
茶室の前には丁寧に整えられた露地が広がり、室内からは神池庭園の岩島や亀島を望むことができます。庭園の景色を一幅の絵画のように楽しめるよう設計されている点も魅力です。
洗心亭

靖泉亭

靖泉亭(せいせんてい)は1958年(昭和33年)に建てられた茶室で、洗心亭と同じく木村清兵衛が設計しました。神池庭園中央の中島から切石橋を渡った先にあり、こちらも通常は一般公開されていません。
茶室から望む神池庭園は、まるで庭全体が一つの借景となるよう設計されており、四季折々の自然を楽しめます。特に秋には紅葉が池の水面へ映り込み、趣ある茶室とともに美しい景観をつくり出します。
その景観的・建築的価値は高く評価され、本殿、拝殿、靖國会館、到着殿、能楽堂、遊就館などとともに、2003年(平成15年)には千代田区景観まちづくり重要物件に指定されています。
靖泉亭
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行雲亭

行雲亭(こううんてい)は神池庭園北側、相撲場の手前に建つ茶室です。1933年(昭和8年)に建てられた三つの茶室の中で最も古い建物ですが、当初は茶室ではなく、日本刀の鍛錬場として建設されました。1987年(昭和62年)に現在の茶室へと改修され、現在の姿となっています。
設計は陸軍省の内藤太郎と柳井平八によるもので、三つの茶室の中でも異なる歴史を持つ建物です。日本刀鍛錬場から茶室へ生まれ変わったという珍しい経歴も、行雲亭ならではの特徴といえるでしょう。
現在は裏千家による茶道教室が平日を中心に開かれており、初心者でも参加することができます。歴史ある茶室で本格的な茶道を気軽に体験できることから、靖国神社ならではの文化体験スポットとしても人気があります。
行雲亭

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