大燈籠 | 靖国神社 - 神社ファン

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靖国神社

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大燈籠

更新日:2026年7月1日

日本最大級の花崗岩製大燈籠

第二鳥居の左右には、靖国神社を代表する建造物の一つである大燈籠が建っています。高さは約13メートルあり、岡山県笠岡市北木島で産出される良質な花崗岩「北木石(きたぎいし)」で造られた、日本最大級の花崗岩製大燈籠です。重厚な姿は第二鳥居と調和し、参道を一層厳かな雰囲気に包み込んでいます。
花崗岩大灯籠 右側
現在の大燈籠は1935年(昭和10年)、現在の富国生命保険相互会社によって奉納されました。戦後、多くの戦争関連の記念碑や装飾が撤去される中、この大燈籠は台座のレリーフを覆うなどして保存され、創建当時の姿を現在まで伝えています。そのため、建築物としてだけでなく、戦前から戦後へと続く歴史を物語る貴重な文化財としても高い価値があります。
大燈籠最大の特徴は、台座四方に彫刻された8枚のレリーフです。正面には皇室を象徴する十六八重表菊紋が配され、それ以外の面には陸軍と海軍に関する歴史的場面が左右に分かれて表現されています。本殿へ向かって左側には陸軍、右側には海軍を題材とした作品が配置され、日清戦争や日露戦争、第一次世界大戦、日本赤十字社の救護活動など、日本近代史を象徴する出来事が題材となっています。
花崗岩大灯籠 左側
これらのレリーフは帝国美術院長・正木直彦(まさきなおひこ)の監修のもと、畑正吉、斎藤素巌、小倉右一郎、吉田久継ら当時を代表する彫刻家が制作しました。一枚一枚が独立した芸術作品として高い完成度を誇り、人物の表情や衣服のしわ、躍動感あふれる構図まで細やかに彫り込まれています。歴史資料としてだけでなく、昭和初期の石彫芸術を知るうえでも貴重な作品群となっています。
参拝の際は、大燈籠を正面から眺めるだけでなく、ぜひ周囲を一周してみてください。それぞれ異なるレリーフを鑑賞することで、大燈籠が単なる灯籠ではなく、歴史・芸術・信仰が融合した記念碑であることが分かります。なお、8枚のレリーフそれぞれの歴史的背景や見どころについては、コチラ

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