有名度
小結谷保天満宮
やぼてんまんぐう
東京都国立市谷保5208
宝物殿・タクリー号の停車場BOX
更新日:2025年10月24日
宝物殿
谷保天満宮の宝物殿は、社務所の2階に設けられた常設展示施設で、日曜・祝日の11時から15時まで無料で拝観できます(志納)。貴重な社宝や文化財を間近に見ることができ、参拝とあわせて訪れる人が多い人気の見学スポットです。展示の中心をなすのは、国の重要文化財に指定されている二つの名品です。ひとつは鎌倉時代に造られた「木造獅子狛犬」、もうひとつは藤原経朝による「木造扁額(天満宮)」です。どちらも谷保天満宮を象徴する社宝であり、歴史的・芸術的価値の高い作品です。
「木造獅子狛犬」は寄木造で、金色の阿形は高さ53.5センチ、銀色の吽形は高さ53センチあります。写実的な造形の中に、生命感あふれる動きが巧みに表現されており、鎌倉時代を代表する彫刻として高く評価されています。
「木造扁額(天満宮)」は建治元年(1275年)、後宇多天皇の勅命により造られたもので、藤原経朝が筆を執ったと伝えられます。檜製で縦68.2センチ、横50センチの堂々とした造りで、裏面には「正三位藤原朝臣経朝」と刻まれています。この扁額は、鎌倉時代後期の宮廷文化と天神信仰の広がりを今に伝える貴重な遺品です。
宝物殿ではこのほかにも、獅子頭や天狗面、江戸時代の古地図、仏像や厨子など、時代を超えて伝わる多様な文化資料が展示されています。展示内容は時期によって入れ替えが行われるため、特定の資料を見学したい場合は事前の確認がおすすめです。
谷保天満宮の宝物殿は、学術的価値と信仰文化の両面から社の歴史を理解できる貴重な空間であり、参拝とともに訪れることで、より深く天満宮の魅力に触れることができます。

タクリー号の停車場BOX
谷保天満宮の「タクリー号停車場BOX」は、境内の宝物殿奥に設けられた小展示施設で、国産初のガソリン自動車「タクリー号(レプリカ)」が収められています。1908年(明治41年)、有栖川宮威仁親王殿下の発案により、日本初の自動車ドライブツアーが実施され、日比谷公園を出発し谷保天満宮を目的地として行われました。その際、宮様が乗られた「ダラック号」に続き、東京自働車製作所製作の第4号車「タクリー号」も走行し、谷保天満宮は「交通安全祈願発祥の地」として広く知られるようになりました。停車場BOXには、この歴史を伝える青色のレプリカ車両が展示され、外からもその姿を眺めることができます。

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