人形流しで厄落としができる水神社
本殿に向かって西側、松尾神社の隣に鎮座するのが大國魂神社の末社・水神社です。祭神は水波能売命(みづはのめのみこと)、加茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)、玉依姫命(たまよりひめのみこと)、加茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)の四柱で、水の神として知られる水波能売命をはじめ、身体健康や子孫繁栄などの御神徳があるとされています。
創建年代は明らかになっていません。現在の社殿は1849年(嘉永2年)に建立され、1983年(昭和58年)12月16日に境外末社であった滝神社から加茂別雷命・玉依姫命・加茂建角身命の御分霊を迎え、現在の場所へ移築されました。
水神社のすぐ隣には、ご神水が湧き出ています。この水は地下約120メートルから汲み上げられたもので、多くの参拝者が水をいただくために訪れる人気スポットとなっています。水神社ならではの清らかな雰囲気に包まれた場所で、参拝後に立ち寄る人も少なくありません。
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人気の「人形流し」で厄落とし
水神社でぜひ体験したいのが、「人形(ひとがた)流し」です。紙の人形に自分の穢れや厄を移し、小川へ流すことで心身を清める神事で、夏と年末に行われる大祓と同じ考え方に基づいています。初穂料100円で体験できることから、多くの参拝者に親しまれています。
まずは備え付けの大麻(おおぬさ)を使って自祓いを行います。作法は案内板に詳しく書かれているため、初めてでも安心して体験できます。
自祓いを終えたら初穂料を納め、人形を一枚受け取ります。
続いて人形に名前を書き、身体の気になる部分を人形で優しく撫でた後、人形へ息を吹きかけます。これにより、自分の穢れや災いが人形へ移るとされています。
準備ができたら、水神社のご神水が流れる小川へ向かい、人形をそっと水面へ浮かべます。人形は水に触れると少しずつ溶けて流れ、穢れや厄も一緒に流れていくと伝えられています。
流れに乗らずその場で溶けてしまっても問題はないとされているため、慌てる必要はありません。
参拝だけでなく、自ら体験しながら厄落としができるのは水神社ならではの魅力です。大國魂神社を訪れた際は、ご神水とあわせて人形流しもぜひ体験してみてください。