有名度
小結穴守稲荷神社
あなもりいなりじんじゃ
東京都大田区羽田5-2-7
御井戸・御神水・水琴窟
更新日:2025年10月13日
御井戸・御神水
境内左手に位置する御井戸は、2021(令和3)年に造られました。穴森稲荷神社は古くから御神水信仰を集めていた神社です。1894(明治27)年、まだ現・羽田空港内(要島)に鎮座していた頃、旱魃に備え井戸が掘られました。すると、さまざまな病に効能がある鉱水が湧き出たことから、付近にはいくつもの鉱泉宿が建ち、京浜電鉄が日本初の神社参詣電車となる穴守線(現・京浜急行/空港線)を開通。神社参拝と温泉を楽しめる保養地となりました。
1896(明治29)年には御神水講が設立され、穴森稲荷の御神水は全国に広まります。それにより磐梯熱海温泉や草津温泉などの温泉地に、穴森稲荷神社の分社が創建されました。戦後、羽田空港拡張のため、神社とともに井戸は取り壊されてしまいましたが、分社での信仰は続いていたといわれています。
令和に入ってから、篤志家により穴森稲荷神社の境内に御井戸が掘られ、再び御神水を受けられるようになりました。
4月5日には御井戸と水琴窟に、水と月の神様と、水琴窟の祖である小堀遠州命を招き、「鎮水神祭」が行われています。

水琴窟
宮司が自ら作ったという水琴窟です。2021(令和3)年に井戸が掘られた際、戦前に氏子の家で用いられていたという大水瓷が奉納されました。高さ84cm・直径66cm、というこの大水瓷を元に造られた水琴窟の音には深みがあり、音色がたいへんよいと評判です。水琴窟の銘は「東国一」。大水瓷奉納者の「日本一の音色を」という言葉に、宮司が「東国市で勘弁してください」と返事をしたことからその名がつきました。
すぐ右手にある手水鉢からひしゃくで御神水をすくい、水琴窟の上に鎮座する神使(きつね)に浴びせると、心地よい音色が聞こえてきます。手水鉢は随時花手水となり、季節の美しい花々で彩られます。

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