奥之宮・招福砂(御神砂) | 穴守稲荷神社 - 神社ファン

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穴守稲荷神社

あなもりいなりじんじゃ

東京都大田区羽田5-2-7

奥之宮・招福砂(御神砂)

更新日:2026年5月7日

奥之宮

穴守稲荷神社の奥之宮は、社殿脇の千本鳥居をくぐった先に鎮座する、境内随一の神聖なパワースポットです。文化元年(1804年)の創建以来、穴守稲荷信仰の核心を担う場所として大切にされてきました。起源は、羽田の鈴木新田開発の際に海岸堤防へ繰り返し開いた「穴」を鎮めるため、祠を築いて稲荷大神を祀り、土地の守護を願ったことに始まります。
奥之宮
昭和20年の羽田空港拡張による移転後も、奥之宮は神社の鎮守として霊力が宿る特別な場所とされてきました。2020(令和2)年の御縁年午歳記念事業では稲荷山とともに改修が行われ、現在の美しい姿に整えられています。
奥之宮 扁額
柔らかな書体の扁額が掲げられた奥之宮の内部は天井が高く、左右には奉納鳥居や小さな狐の置物が整然と並び、厳かな空気に包まれています。毎年9月の一の午には「奥之宮例祭」が斎行され、多くの参拝者が参集する神聖な場所です。
奥之宮内部

招福砂(御神砂/あなもりの砂)

奥之宮の参拝を終えたら、その脇にある稲荷山の階段を下りた先、「御神穴(ごしんけつ)」と呼ばれる洞窟状の小祠へ向かいます。ここでは「御神砂(あなもりの砂)」をいただくことができます。
御神穴 内部
この砂は、羽田浦(現在の空港一帯)の海砂を由来とし、古くから「願いが叶う砂」として信仰されてきました。招福・商売繁盛・家内安全・病気平癒・交通安全・厄除開運・心願成就など、あらゆる願いにご利益があるとされ、正しい作法で撒くことで大きな運を呼び込むと伝えられています。
御神砂の由来には、次のような伝承があります。
ある老人が漁に出ると毎回大漁でしたが、家に戻ると魚籠の中には湿った砂しか入っていませんでした。村人に相談すると「狐の仕業に違いない」と言われ、穴守稲荷の境内で狐を捕らえました。しかし老人は狐を許し放してやります。するとその後、再び漁に出るたびに本当の大漁となり、魚籠には魚とともに少量の砂が入っていたといいます。その砂を庭に撒くと、商売繁盛・千客万来の福が訪れたと伝えられています。
御神砂
御神砂は願いごとによって撒く場所が異なり、商売繁盛・家内安全などは玄関や入口、病気平癒は床下、厄除・災難除けはその方角、新築・増改築の際は敷地の中心に撒くのがよいとされています。境内に用意された紙袋にスコップで砂を入れ、持ち帰ることができます。

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