永遠の杜 | 明治神宮 - 神社ファン

有名度

横綱

明治神宮

めいじじんぐう

東京都渋谷区代々木神園町1-1

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永遠の杜

更新日:2026年6月26日

100年先を見据えて造られた明治神宮の永遠の杜

明治神宮の大きな特徴の一つが、広大な鎮守の森です。原宿駅のすぐ近くにありながら、境内に入ると深い森に包まれた静かな空間が広がっています。
この森は古くから自然に存在していた森ではありません。明治神宮の創建にあわせて、人の手によって造られた人工の森です。
明治神宮が創建される前、この地は南豊島御料地と呼ばれる皇室所有地で、現在のような深い森はありませんでした。明治天皇と昭憲皇太后をお祀りし、人々が静かに祈りを捧げる神聖な場所を造るため、永続する鎮守の森「永遠の杜」を育てる計画が立てられました。
明治神宮の杜
この壮大な森づくりには、本多静六、本郷高徳、上原敬二ら林学や造園の専門家が関わりました。彼らは単に木を植えるのではなく、50年後、100年後にどのような森になるのかを見据えて植栽計画を立てました。
当時、神社の森といえば杉林のような荘厳な景観を思い浮かべる人も多くいました。しかし、専門家たちは東京の気候や環境を考え、将来的にシイ、カシ、クスノキなどの照葉樹が中心となる森を目指しました。都市化が進む東京でも長く生き続け、自然に世代交代していく森を造るためです。
明治神宮の木々
明治神宮の杜には、全国から約10万本の献木が寄せられました。さらに、延べ11万人にも及ぶ青年たちが勤労奉仕に参加し、植林や参道づくりに汗を流しました。現在の明治神宮の森は、多くの人々の祈りと奉仕によって造られた森でもあります。
造営から100年以上が経った現在、明治神宮の杜は計画通り豊かな森へと成長しました。人工的に植えられた木々はやがて自然に近い姿へと移り変わり、今では都心にあるとは思えないほど多様な生き物が暮らす森となっています。
明治神宮の永遠の杜は、単なる緑地ではありません。明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神域を守る鎮守の森であり、100年先を見据えた日本の森づくりの成果でもあります。
森に囲まれた参道
南参道や北参道を歩くとき、参道の両側に広がる木々はただの背景ではなく、明治神宮そのものを形づくる大切な存在です。原宿の街から一歩入るだけで空気が変わったように感じるのは、この永遠の杜が100年以上の歳月をかけて育まれてきたからです。

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