要石 | 香取神宮 - 神社ファン

有名度

関脇

香取神宮

かとりじんぐう

千葉県香取市香取1697番地

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要石

更新日:2026年8月20日

要石

香取神宮の境内には、地震を鎮める霊石として古くから信仰されてきた「要石(かなめいし)」があります。
一見すると地面から丸い石の一部がわずかに顔を出しているだけですが、地中には深さ幾十尺にも及ぶ巨大な石棒が埋まっていると伝えられています。香取神宮の要石は中央が盛り上がった凸形をしており、茨城県の鹿島神宮にある凹形の要石と対になる存在です。
要石 伊能穎則の歌
要石には、香取神宮の経津主大神と鹿島神宮の武甕槌大神にまつわる伝説が残されています。両神は葦原中国を平定したのち、東国開拓のため香取ヶ浦へ至りました。当時この地方では地震が頻発し、人々は地中に住む巨大な鯰が荒れ騒いでいるためだと恐れていたといいます。
そこで経津主大神と武甕槌大神が地中深くに石棒を差し込み、大鯰の頭と尾を刺し通して鎮めたと伝えられています。その石棒が現在の要石です。一般には鹿島神宮の要石が大鯰の頭、香取神宮の要石が尾を押さえているといわれ、2つの要石によって巨大な鯰を封じ込めているという壮大な伝説になっています。

徳川光圀も掘らせた要石

地上に見えている部分があまりに小さいため、「本当に地中深くまで続いているのか」と思うかもしれません。同じ疑問を抱いたと伝えられるのが、水戸黄門として知られる徳川光圀です。
1684年(貞享元年)、香取神宮を参拝した徳川光圀は要石を掘らせました。しかし、いくら掘っても根元を見ることはできなかったと伝えられています。現在も要石は地上にわずかな部分だけを見せ、地中にどれほどの大きさの石が埋まっているのか分かっていません。
ちなみに鹿島神宮にも徳川光圀が要石を掘らせたという伝説があり、こちらでは7日7晩にわたって掘り続けたものの底へ到達できず、怪我人まで出たため断念したと伝えられています。
要石
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地震除け・諸難防除のパワースポット

大鯰を封じて地震を鎮めたという伝説から、要石は地震除けをはじめ、災いを防ぐ「諸難防除」の霊石として古くから信仰されています。
要石のそばにある立て看板には、香取神宮に仕えた江戸時代の国学者・伊能穎則が詠んだ歌も記されています。
「あづま路は 香取鹿島の二柱 うごきなき世を なほまもるらし」
香取と鹿島の二柱の神が、世の中を揺るぎなく守り続けていることを詠んだ歌で、地震を鎮める要石の伝承をよく表しています。
また、香取神宮では要石の御朱印が頒布されることがあります。常時いただける御朱印ではないため、希望する場合は授与の有無や場所を現地で確認してみましょう。最近の参拝記録では、土日祝日に奥宮社務所で要石の御朱印を受けた例も確認できます。
要石の案内版

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