宝物館 | 香取神宮 - 神社ファン

有名度

関脇

香取神宮

かとりじんぐう

千葉県香取市香取1697番地

😞 🙁 😐 🙂 😄

宝物館

更新日:2026年8月20日

宝物館

拝殿の近くにある宝物館は、香取神宮に伝わる神宝や美術工芸品、古文書などを収蔵・展示する施設です。1967年(昭和42年)7月5日に開館し、収蔵品は約1,300点。国宝・国の重要文化財・千葉県指定文化財など、指定文化財だけでも200点余にのぼります。
最大の見どころは、千葉県の工芸品で唯一の国宝「海獣葡萄鏡(かいじゅうぶどうきょう)」です。直径約29.5cmの白銅製の円鏡で、葡萄唐草を地紋とし、獅子・馬・鹿・麒麟などの獣、孔雀・鴛鴦・鳳凰・鶏などの鳥、さらに蝶・蜻蛉・蟷螂などの昆虫が細かく表されています。
8世紀に中国からもたらされたとされる鏡で、同じ型を用いた鏡が正倉院にも伝わっています。明治時代までは香取神宮の神鏡として本殿内陣に秘蔵されていました。正倉院御物、愛媛県の大山祇神社の神鏡とともに「日本三銘鏡」と称され、1953年(昭和28年)に国宝に指定されています。
もうひとつ見逃せないのが、国の重要文化財「古瀬戸黄釉狛犬」です。阿吽一対の陶製狛犬で、阿形は高さ17.6cm、吽形は17.9cm。手びねりで形をつくり、毛並みや眉などをヘラで表現した素朴ながら力強い姿が特徴です。
宝物館
瀬戸古窯で焼かれたもので、鎌倉時代後期から室町時代初期頃の作品と考えられています。同様の作品は全国でも数例しか確認されていない貴重な狛犬で、1953年(昭和28年)に国の重要文化財に指定されました。もとは香取神宮の摂社・又見神社に安置されていたもので、阿形は1976年(昭和51年)発行の250円通常切手の図案にも採用されています。
このほかにも、重要文化財の「双龍文鏡」をはじめ、源頼朝公寄進状、神号額、神幸祭関係資料、天真正伝香取神道流の資料、神代杉の年輪など、香取神宮の長い歴史に関係するさまざまな資料が収蔵されています。さらに、旧日本海軍の軍艦「香取」の御紋章・写真・軍旗や、海上自衛隊練習艦「かとり」が遠洋航海で各国から贈られた記念品など、香取の名を持つ艦船に関係する資料も伝えられています。
香取神宮には奈良時代から江戸時代にわたる古神宝も数多く伝わり、銅鏡、太刀、長刀、蒔絵手筥、櫛など多種多様です。県指定有形文化財「香取神宮古神宝類」だけでも、銅鏡30種40面をはじめ多数の神宝が一括指定されています。
なお、宝物館は施設改修のため2023年(令和5年)10月23日から長期休館しています。2026年(令和8年)8月現在も休館中で、再開時期は未定です。見学を予定している場合は、香取神宮公式サイトで最新情報を確認してください。

この記事を0人の方がいいねといっています



スポンサーリンク

香取神宮の人気記事