神庫 | 香取神宮 - 神社ファン

有名度

関脇

香取神宮

かとりじんぐう

千葉県香取市香取1697番地

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神庫

更新日:2026年8月20日

神庫

本殿の東側、木々に囲まれた場所には、香取神宮に伝わる宝物を保管・展示してきた「神庫(しんこ)」があります。1909年(明治42年)に建てられた建物で、奈良時代から平安時代の倉に見られる「校倉(あぜくら)」を本格的に採用しているのが大きな特徴です。
神庫
校倉とは、三角形や四角形、台形などの断面を持つ木材を井桁状に積み重ねて壁を造る建築方法です。代表的な建物として奈良・東大寺の正倉院が知られています。香取神宮の神庫でも「校木(あぜき)」と呼ばれる木材を18段に積み重ねており、近くで見ると木材を交互に組み合わせた校倉独特の外観がよく分かります。
建物は桁行・梁間ともに3間、約5.5m四方。屋根は入母屋造の桟瓦葺で、妻部には木材を合掌形に組んだ豕叉首(いのこさす)、破風には変形の三花蕪懸魚(みつばなかぶらげぎょ)が見られます。古代の倉を思わせる校倉に、日本の伝統的な建築意匠を組み合わせた造りになっています。
神庫の校倉造り
正面中央には板扉があり、その前には縁と階段が設けられています。現在見られる縁は後世に付け加えられたもので、建築当初は正面扉に直接階段が取り付けられていました。内部の側面と背面には2段のガラス戸棚が設けられ、香取神宮に伝わる宝物を展示する施設としても使用されていました。
香取神宮には国宝の海獣葡萄鏡をはじめ、長い歴史のなかで受け継がれてきた数多くの宝物があります。神庫はそうした神宝を守ってきた建物であり、建物自体にも文化的価値が認められ、1994年(平成6年)3月1日に香取市指定有形文化財となりました。
明治時代の建築ではありますが、本格的な校倉造を現在に伝える珍しい建物です。社殿とはまったく異なる姿をしているので、壁を構成する校木や妻部、屋根の装飾などにも注目してみてください。

香取文庫

神庫の裏側には「香取文庫」があります。
香取神宮は古くから朝廷や武家の崇敬を受けてきた神社で、境内には神宝だけでなく、長い歴史のなかで伝えられてきた書籍や文書にも関係する施設が残されています。
香取神宮 香取文庫
神庫を正面から見学しただけでは気づきにくい場所ですが、裏側へ回ると香取文庫を見ることができます。神庫とあわせて写真に収めておけば、香取神宮が宝物だけでなく、書物や記録を受け継いできたことを感じられる場所です。

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