社殿・御祭神・ご利益 | 香取神宮 - 神社ファン

有名度

関脇

香取神宮

かとりじんぐう

千葉県香取市香取1697番地

😞 🙁 😐 🙂 😄

社殿・御祭神・ご利益

更新日:2026年8月20日

御社殿

香取神宮の社殿は、黒漆を基調とした重厚な姿が大きな特徴です。本殿から幣殿・中殿・拝殿へと建物が連なり、横から眺めると屋根が幾重にも重なる壮麗な姿を見ることができます。
香取神宮では平安時代、伊勢神宮と同じように20年ごとに式年遷宮が行われていましたが、次第に衰退し、戦国時代には途絶えたとされています。
本殿・幣殿・拝殿
現在の本殿は1700年(元禄13年)、江戸幕府第5代将軍・徳川綱吉の命による大造営で建てられました。慶長年間に造営された旧社殿の桃山様式を受け継ぐ建物で、正面柱間3間、前後に庇を設けた珍しい両流造(りょうながれづくり)です。屋根は現在では檜皮葺ですが、かつては栩板を用いた栩葺でした。軸部は黒漆塗りで、蟇股や虹梁などには極彩色が施されています。本殿は1977年(昭和52年)に国の重要文化財に指定されました。

拝殿

参拝者が正面から目にするのが、黒漆塗りの拝殿です。大きく張り出した唐破風を中心に、黒い柱や梁、金色の飾り金具、軒下を彩る鮮やかな極彩色が組み合わされ、香取神宮を代表する華やかな景観をつくっています。
拝殿
現在の拝殿は1940年(昭和15年)、皇紀2600年の奉祝事業に際して造営されました。1700年造営の本殿とは年代が異なりますが、本殿と同じ黒漆を基調とすることで、社殿全体に統一感を持たせています。
拝殿の彫刻
正面からは唐破風とその周囲を飾る極彩色の彫刻や組物がよく見えます。少し斜めから眺めると、大きく反った屋根や深い軒も印象的です。黒を背景に朱・緑・青・金などの装飾が鮮やかに浮かび上がるので、参拝の際には細部にも注目してみてください。
拝殿 斜め
内部には折上小組格天井(おりあげこぐみごうてんじょう)が設けられ、格縁や床板には黒漆が塗られています。幣殿でも化粧垂木や床板が黒漆塗りとなっており、外観だけでなく内部まで黒を基調としているのが特徴です。

本殿の裏側からも参拝

拝殿で参拝したあとは、本殿の周囲を回って裏側まで行くことができます。
本殿裏には賽銭箱が置かれており、ここでも手を合わせることができます。拝殿よりも御祭神を祀る本殿に近いことから、願いがより届きやすいとして裏側からも参拝する方が少なくありません。
本殿 後側の賽銭箱
また、ここは本殿そのものを間近で見られる場所でもあります。正面からは拝殿などに隠れて見えない本殿の後方や屋根の形、周囲を囲む透塀などを見ることができるので、拝殿で参拝したあとにぜひ裏側まで回ってみましょう。
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御祭神・ご利益

香取神宮の御祭神は経津主大神(ふつぬしのおおかみ)です。『日本書紀』の国譲り神話では、武甕槌大神とともに出雲へ遣わされ、大国主大神に国譲りを迫った神として登場します。
経津主大神のご神徳は幅広く、家内安全、農業・商工業などの産業指導、海上守護、心願成就、縁結び、安産などの神として信仰されています。なかでも武神として古くから崇敬されてきたことから、勝運、交通安全、災難除けのご利益で有名です。
本殿

神饌所

本殿の左手には、神前に供える神饌に関わる「神饌所」があります。
現在の神饌所は1940年(昭和15年)に造営された建物です。本殿のある東側を正面とし、正面には1間の向拝を設けています。屋根は檜皮葺の切妻造で、左右非対称となった特徴的な姿をしています。
拝殿や幣殿では内部にも黒漆が多用されていますが、神饌所は対照的で、内部の天井・壁・床には木肌を生かした素木(しらき)が用いられています。
神饌所が重要な役割を果たすのが、毎年11月30日に行われる「大饗祭(だいきょうさい)」です。経津主大神と武甕槌大神が国土平定に功績のあった神々を招いて饗応する祭りとされ、さまざまな神饌が用意されます。大饗祭では普段閉じられている神饌所の扉が開かれ、ここから祭典に供える神饌が運び出されます。
神饌所

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