有名度
大関川越氷川神社
かわごえひかわじんじゃ
埼玉県川越市宮下町2-11-3
子ノ権現社
更新日:2026年10月21日
足腰の健康にご利益がある神社
川越氷川神社の本殿裏手、多くの末社が並ぶ一角には「子ノ権現(ねのごんげん)社」が鎮座しています。御祭神は大己貴命と天日鷲命です。切妻造の小さなお社ですが、前に立つとまず目を引くのが、壁や柱に所狭しと掛けられた草履やスリッパ、靴などの履物です。これらは単なる飾りではなく、子ノ権現社に受け継がれてきた足腰の信仰を物語る奉納品です。
子ノ権現社は、古くから足腰の健康を守る神様として信仰されてきました。川越氷川神社でも、昔から足腰を痛めた人々が子ノ権現社に願いをかけてきたと伝えています。

子ノ権現社には、そんな足腰の信仰を目に見える形で伝える、少し珍しいお参りの習わしがあります。
足腰を痛めたときには子ノ権現社にお参りし、お社に奉納されている履物を一組いただいて帰ります。そして無事に足腰が良くなったら、感謝を込めて新しい履物を二組用意し、お礼として奉納します。
一組をいただき、願いがかなったら二組にしてお返しする。その繰り返しによって、子ノ権現社には多くの履物が奉納されてきました。

御祭神の一柱である大己貴命は、川越氷川神社の本社にも祀られている神様です。もう一柱の天日鷲命は、『日本書紀』の天岩戸神話にも登場する神で、のちに忌部氏と結びつき、産業や殖産の神としても信仰されました。子ノ権現社では、この二柱を足腰の守護神としてお祀りしています。
川越氷川神社は縁結びで広く知られていますが、本殿裏手には子ノ権現社をはじめ、それぞれ異なる願いを託されてきた小さな末社が並んでいます。その中でも、たくさんの履物が掛けられた子ノ権現社はひと目で分かる特徴的なお社です。
足腰に不安のある方はもちろん、これからも健康な足で歩き続けられるよう願う方も、本殿を参拝した後に立ち寄ってみてください。壁いっぱいの履物一つひとつに、人々の願いと、願いがかなったことへの感謝が込められています。
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