有名度
小結宝登山神社
ほどさんじんじゃ
埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1828
神楽殿・記念館
更新日:2026年3月17日
神楽殿
宝登山神社の神楽殿(かぐらでん)は、境内の水神社の隣に建つ建物で、神楽を奉納するための舞台です。神楽とは、神を慰め神威を讃えるために舞や音楽を捧げる神事芸能で、参拝者の平安や五穀豊穣などを祈願するものとして古くから神社の祭礼で行われてきました。宝登山神社の神楽殿では、元旦や節分追儺祭、例祭などの祭典の際に神楽が奉奏されます。なかでも元旦に行われる「夜神楽」は、午前0時から3時頃まで舞われる珍しい神楽として知られています。また毎年5月2日の奥宮祭でも神楽が奉納され、宝登山信仰の伝統を今に伝える神事の一つとなっています。
秩父地方には古くから六系統の神楽が伝えられていますが、宝登山神社の神楽は神話を題材とした黙劇形式の「秩父神社系統・神代神楽」に属します。舞台の奥中央には舞楽を行う神座(かみくら)が設けられ、正面の欄干には羽釜が吊るされます。これは笹の葉で熱湯を振りまき清めを行う湯立て神事の要素を持つ「天鈿女命の舞」が舞われるためのものです。
このように歴史ある宝登山神社の神楽は地域の伝統芸能として受け継がれており、1970(昭和45)年には長瀞町の無形文化財に指定されています。

記念館
記念館(きねんかん)は、境内に建つ建物で、現在は「齋館(さいかん)」として利用されている施設です。神事の準備や参列者の控室として用いられるほか、各種催し物の会場としても使用されています。この建物は皇紀2600年を記念して建てられたもので、1940(昭和15)年に着工し、戦時下という資材や労力の確保が難しい状況の中で約2年の歳月をかけ、1942(昭和17)年に完成しました。現在も神社の施設として利用されており、宝登山神社の近代の歩みを伝える建物の一つとなっています。

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