有名度
小結大崎八幡宮
おおさきはちまんぐう
宮城県仙台市青葉区八幡4-6-1
松焚祭(どんと祭)
更新日:2026年7月23日
300年以上の歴史を誇る仙台の冬の風物詩
大崎八幡宮の松焚祭(まつたきさい)は、「どんと祭」の名で親しまれる全国最大級の正月送りの祭事です。300年以上の歴史を持ち、毎年1月14日に執り行われる大崎八幡宮を代表する祭りとして、多くの参拝者でにぎわいます。「どんと祭」は宮城県での呼び名で、全国では「左義長(さぎちょう)」や「どんど焼き」とも呼ばれます。門松やしめ縄などの正月飾り、古い神札やお守りを神前で焚き上げ、一年の無病息災や家内安全を祈願する伝統行事です。

御神火に込められた一年の祈り
日没が近づくと、「忌火(いみび)」によって正月飾りへ火が灯されます。この火は「御神火(ごじんか)」と呼ばれ、火にあたることで心身が清められ、一年間の無病息災や家内安全の御利益が授かると伝えられています。毎年、多くの参拝者が御神火を囲み、新しい一年の平穏を願います。なお、焚き上げができるのは神事に関わる正月飾りや神札などに限られ、財布やぬいぐるみなど一般の不用品は納めることができません。参拝前には受け入れ可能な品物を確認しておくと安心です。
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数千人が参加する名物「裸参り」
松焚祭でもう一つの見どころが「裸参り」です。厳寒の夜、白鉢巻に白装束姿の参拝者たちが、市内各地から大崎八幡宮を目指して練り歩く姿は、仙台の冬を代表する風景として広く知られています。その起源は、酒造りの安全と醸造の成功を祈願するため、仙台藩で酒造りを担っていた南部杜氏が大崎八幡宮へ参拝したことにあると伝えられています。現在では数千人規模が参加する伝統行事となり、右手に鐘、左手に提灯を持って御神火を目指す姿は圧巻です。
この裸参りは、仙台市指定無形民俗文化財にも指定されており、大崎八幡宮の松焚祭を象徴する神事の一つとなっています。国宝の社殿がライトアップされる境内とともに、燃え上がる御神火、そして裸参りの行列が織りなす幻想的な光景は、大崎八幡宮ならではの冬の見どころです。

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