重要文化財の長床 | 大崎八幡宮 - 神社ファン

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大崎八幡宮

おおさきはちまんぐう

宮城県青葉区八幡4-6-1

重要文化財の長床

更新日:2025年6月24日

国の重要文化財

一之鳥居をくぐり、まっすぐ表参道を進むと長床(ながとこ)が見えてきます。豪華絢爛な拝殿とは異なり、素朴な素木造(しらきづくり)で対照的です。
階段下からみえる長床
長床とは本来は僧たちが修行をする場として建てられる拝殿なのですが、大崎八幡宮の長床は桁行9間、梁間3間で中央に通り土間があり 屋根の中央には軒唐破風がついています。通路の左側は、現在も能神楽が行われる神楽殿となっており、右側は以前、授与所として使用されていました。別名「割拝殿」とも呼ばれています。
長床
扁額は仙台藩四代藩主・伊達綱村公の正室、冬姫の叔父である東大寺別当・安井門主道恕大僧正の手によるものです。
長床の扁額
この長床は歴史が長く、1660年代から1670年代に建設されたと言われています。1966(昭和41)年、国の重要文化財の指定を受けました。
この長床は歴史が長く、1660年代から1670年代に建設されたと言われています。これは宮城県の長床の中で最古と言われています。大崎八幡宮の長床の他には熊野神社の長床のみ国の重要文化財に登録されているので、とても貴重な建築物であることがわかります
1968~1970(昭和43~45)年には、解体・保存修理を実施。1999(平成11)年には、2006(平成18)年の御鎮座四百年に向け、保存修理が行われました。
長床 裏側

西廻廊

2006(平成18)年の御鎮座四百年に向け新築されました。大崎八幡宮と縁あるスポーツチームの必勝祈願絵馬奉納場所でもあり、パネル展の開催場所でもあります。
西廻廊

樹齢約400年の高野槙

長床の前まで行くと堂々とそびえ立つ大樹が絵馬やおみくじと共に目を引きます。この大樹は樹齢約400年の高野槙という名のスギ科の常緑高木です。最近だと秋篠宮家の悠仁様のお印として広く知られている木になります。
絵馬掛けと高野槙
世界中にある木ですが、降水量の多さと湿度と気温が高い季節を必要とすることから、日本では高野山でよくみられる木で西に広く流通しています。高野槙という名は高野山が由来です。
高野槙

眉毛が立派な仙台張子の松川だるま

長床の中に入ると仙台らしい展示物を楽しむことができます。中でも太くてフサフサの眉毛を蓄えた松川だるまは人気です。この松川だるまは仙台張子という仙台の伝統的な手法で作られています。
松川だるま
そして一般的にだるまは願掛けをしながら片方の目を描き、願いが叶ったらもう片方の目を描く「開眼だるま」ですが、松川だるまは最初からぱっちり目を開けているように描かれています。これはその目で人々を見守り、邪気を払って家内安全や無病息災を願う意味が込められている、と言われています。そして片目だったと言われる伊達政宗に配慮してこのように描かれた、とも言われています。松川だるまが目を引く理由の一つはだるまが群青色で描かれているところにあります。この群青色は大空や海を表現していて、東北の要である仙台の豊かな自然風景を表している、と言われています。
そして長床にある松川だるまは特大サイズで迫力満点なのでフォトスポットとしても人気です。また、長床の右手にある祭儀棟で松川だるまを購入することも可能なのでお土産に買って帰る人もいます。
松川だるまサイズ一覧

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