神苑・甑炉型鋳銭釜 | 志波彦神社 - 神社ファン

有名度

関脇

志波彦神社

しわひこじんじゃ

宮城県塩竈市一森山1-1

😞 🙁 😐 🙂 😄

神苑・甑炉型鋳銭釜

更新日:2026年8月14日

神苑

志波彦神社の鳥居に向かって右手には、小さな池を中心とした池泉回遊式の神苑があります。志波彦神社の参拝前後に立ち寄ることができ、境内のなかでも季節の花と眺望を楽しめる場所です。
神苑
池の周囲には開花時期の異なる8種類の桜が植えられています。早咲きから遅咲きまで順に花をつけるため、一般的な桜の名所よりも比較的長い期間にわたって花見を楽しめるのが特徴です。水面と桜を一緒に眺められるため、春の志波彦神社で特に注目したい場所のひとつです。
桜の季節の神苑
神苑は高台にあり、池の向こうには塩竈市街から松島湾へと続く景色が広がります。志波彦神社周辺には亦無岡をはじめ眺望を楽しめる場所があり、社殿だけでなく、一森山から海を望む景観も境内の魅力となっています。
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甑炉型鋳銭釜

志波彦神社の鳥居の向かい側には、「甑炉型鋳銭釜(こしきろがたいせんがま)」が保存されています。江戸時代に仙台藩が石巻に設けた鋳銭場で、貨幣の鋳造に使用されていたものです。
享保13年(1728)、仙台藩は藩内で産出する銅を使用することを条件に幕府から許可を受け、石巻で寛永通宝の鋳造を始めました。寛永通宝は江戸時代に広く流通した銭貨で、幕府だけでなく許可を受けた各藩でも鋳造され、仙台藩では石巻がその拠点となりました。
甑炉型鋳銭釜
石巻鋳銭場では、その後、明和年間(1764~1772)以降に鉄銭の鋳造も行われ、明治維新まで操業が続きました。現在も石巻市博物館には、鋳造された貨幣をはじめ、道具・古文書・絵図など鋳銭場に関する資料が伝えられています。
志波彦神社に残る鋳銭釜は上・中・下の3段から構成されています。その姿が米などを蒸す際に用いる「甑(こしき)」に似ていることから、甑炉型と呼ばれています。
現存する甑炉型鋳銭釜のなかでも、3段が揃った状態で残されているものは珍しく、仙台藩の貨幣鋳造を現在に伝える貴重な資料です。神社の祭祀に使用された道具ではありませんが、仙台藩と石巻の産業史を知ることができる見どころとなっています。

茶屋 鹽竈

鹽竈神社博物館の近くには、「茶屋鹽竈 GAMA-CHAYA(がまちゃや)」があります。塩竈の老舗茶舗・矢部園茶舗が営む茶店で、参拝途中の休憩場所として利用できます。
お茶の専門店らしく日本茶を楽しめるほか、和菓子や甘味なども提供されています。季節によってメニューが変わり、夏には矢部園のお茶を使った伊達茶・ほうじ茶のかき氷なども登場します。2026年には煎茶やほうじ茶を使ったアイスクリームなども販売されています。
鹽竈神社・志波彦神社は境内が広く、3つの参道や両社の社殿、博物館などを巡ると歩く距離も長くなります。境内散策の途中に日本茶や甘味を味わいながら一息つける場所として覚えておくと便利です。
茶屋

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