明治記念館・国宝館 | 櫛引八幡宮 - 神社ファン

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櫛引八幡宮

くしひきはちまんぐう

青森県八戸市八幡字八幡丁3-2

明治記念館・国宝館

更新日:2025年12月6日

明治記念館

櫛引八幡宮の明治記念館は、もともと1882年(明治14年)に八戸小学講堂として建てられた建物で、県内に現存する最古の洋風建築です。明治12年(1879年)に立柱式が行われ、明治14年に竣工した木造2階建ての擬洋風建築で、当時の文明開化の雰囲気をそのまま伝える貴重な建物として青森県重宝に指定されています。
校舎が完成した直後の明治14年には、明治天皇の東北御巡幸が行われ、この講堂が八戸行在所として用いられました。その後、1929年(昭和4年)には八戸図書館として移築・転用され、長く市民に親しまれたのち、1962年(昭和37年)に保存のため櫛引八幡宮の境内へ再移築され、「明治記念館」として現在に伝わっています。
明治記念館
建物は寄棟造の木造擬洋風建築で、外壁には下見板張りの洋風意匠を取り入れつつ、骨組みには伝統的な和風の大工技術が用いられています。正面玄関まわりには柱頭飾りや胴蛇腹・軒蛇腹といった装飾が施され、入口上部には赤・緑・黄などのステンドグラスがはめ込まれており、簡素な構成の中に明治初期らしい華やかさが感じられます。
現在の明治記念館は、外観のみ一般公開とされつつ、直会所や神前結婚式の控室、会議室などとしても活用されています。建物のそばには、明治天皇をたたえる明治大帝御聖像や、天皇陛下御在位60年奉祝記念碑、八戸行在所を示す碑が並び、明治記念館と一体になって、この地と明治期の歴史的つながりを今に伝える一角を形づくっています。
明治大帝御聖像

国宝館

授与所の向かい側にあるのが国宝館です。こちらには数々の国宝や重要文化財が収められています。中でも見どころとなっているのが、赤糸威鎧(あかいとおどしよろい)と白糸威褄取鎧(しろいとおどしつまどりよろい)の二領です。これらは青森県内に3点しかない国宝のうち、実に2点を占める貴重な文化財です。
国宝館
赤糸威鎧は鎌倉時代の作品で、兜と大袖には「一」の文字が付され、さらに要所には八重菊模様の金具が散らされています。豪壮さと華やかさを兼ね備えた意匠が特徴で、鎌倉武家文化の美意識を今に伝える代表的な鎧です。
白糸威褄取鎧は南北朝時代の鎧で、後村上天皇から拝領したものといわれています。1411年(応永18年)、八戸根城の第10代城主である南部光経(みつつね)公によって櫛引八幡宮へ奉納されたと伝わり、南部氏の歴史とゆかりを示す重要な武具となっています。
国宝館

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